こんにちは!両津です!
今回は、北朝鮮が管理していたとみられるクラウドサーバーに日本、米国のアニメ関連ファイルなどが保管されていた事についてです。
米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」の調査によると、サーバーは2023年末に発見されていて既に使用されておらず設定ミスで内容がパスワードなしで閲覧できる状態になっていました。
そのサーバーを24年1月にGoogle傘下の企業と調査した所、中からアニメーション制作に関する作業指示や、成果物などがあり北朝鮮の関与が発覚しました。
発見されたファイルをアップロードした人物・組織の身元は特定できていないものの、「38ノース」は北朝鮮の国営アニメーションスタジオ「SEKスタジオ」とみていてファイルの多くに制作会社によって書かれたとみられる中国語の編集指示や、その韓国語訳が含まれていたことから、アップロード元は制作会社とアニメーターの間で情報を仲介する役割を担っていると推測されています。
関与が疑われている作品として、7月放送予定のTVアニメ「魔道具師ダリヤはうつむかない」のほか、米アニメ「インビジブル」などの作品で札幌市のアニメ制作会社の名前が入ったファイルもあり会社は「一切関係ない」と否定しています。
今回の件で日米の制作元は事実関係を調査していますが、分析サイトが言う様に元請け会社が意図せずに北朝鮮に利用された可能性が高く、実際サーバーには北朝鮮と国境を接し、同国のIT技術者が多く住んでいるとされる中国遼寧省からアクセスがあったので外国から発注を受けた中国企業が下請けを頼んでいた可能性があります。
制裁逃れの手段として、北朝鮮は様々な手段で外貨稼ぎを行っていて今回の様に意図せずに加担してしまっている事があるので問題として浮上していないたげで他にも存在していると思いました。
担当者 両津