今年は、異例の早さで梅雨明けが発表されています。
その原因は、ラニーニャ現象と偏西風が影響しているとのことですが、「ラニーニャ現象」と聞いたことはあっても、どういうことかよく分かっていなかったので少し調べてみました。
「ラニーニャ現象」はペルー沖の海水温が低くなる現象のことで、反対に、ペルー沖の海水温が高くなることを「エルニーニョ現象」と言います。
どちらも、世界の気候変動に大きな影響を与え、地球温暖化によって、極端なエルニーニョ/ラニーニャ現象が引き起こされると言われています。
ラニーニャによって、西太平洋の海面水温が上がり、それが北半球にある太平洋高気圧に影響を与え、梅雨前線を押し上げる要因となりました。
そのため、例年は日本列島沿岸にとどまる太平洋高気圧が北に張り出して広い範囲で晴天となり、異例の梅雨明け発表となったようです。
ラニーニャの影響は日本だけでなく、押し上げられた梅雨前線は、中国南部で数十年ぶりの大雨を降らせ、500万人が被災したと報道されていました。
来週は、雨が降って梅雨が戻ってくるような感じですが、暑さが和らぐことを期待しています。
担当:夏でも食欲が落ちないZ