こんにちはTです
今回は東京電力の経営再建があまりうまくいっていないとされる話題について書きます
東京電力は現在、2011年の東日本大震災後の福島第一原発事故で巨額の賠償責任を負っており、2012年には実質国有化されているようです
福島第一原発事故の賠償や原発の廃炉、除染作業などにかかる費用は約22兆円とされており、東京電力はその内の約16兆円を負担しなければいけないようです
ですが、ロシアのウクライナ侵攻による火力発電の燃料費高騰や、電力小売り自由化による競争激化で、あまり稼げてはいないようです
柏崎刈羽原発という現在は停止中の原発が7基あり、それを再稼働できた場合は1基当たり約500億円の収益改善を見込めるようですが、不祥事が相次ぎ再稼働のめどが立っていないようです
また東京電力の旧経営陣に対して、東京地裁が賠償金として約13兆円の支払いを命じているのですが、いくら元東京電力の社長などであっても13兆円を支払うのは現実的ではないと言われているようです
原発は一度の事故で大変なことになりますが、天然ガスなどへの依存度を高めると今度はロシアのような産出国に依存してしまい、外交や安全保障などで不利になってしまうので難しい問題だと思います