こんにちは!両津です!
今回は、ロシアのウクライナ侵攻から1年経過した事についてです。
24日でロシアがウクライナに軍事侵攻して1年が経過しましたが、ロシアは欧州との全面的な戦いの構図になっているとし兵力の増強を図り、軍事支援を受けるウクライナも領土奪還を果たすまで停戦に応じない構えで、戦闘が一層長期化するのは避けれない情勢です。
ウクライナ軍は23日、ロシア軍がこの1年でおよそ8500回のミサイル攻撃や空爆を行い、1100回もの無人機による攻撃を繰り返したと発表しました。
国連人権高等弁務官事務所によりますと、確認出来ただけでも、これまでに8000人を超えるウクライナ市民が死亡したとしており、また双方の兵士の死傷者も増加し、イギリス国防省は今月、ロシア軍の兵士や民間軍事会社の戦闘員の死傷者数が合わせて20万人以上にも上る可能性を指摘しています。
ロシアのプーチン大統領は、年次教書演説で2010年にアメリカと締結した新戦略兵器削減条約(新START)を停止させると発表しました。
軍隊に先進的な装備を配備し続けると表明し、「これまで通り、陸海空の核ミサイルの強化に一層の注意を払う」と述べました。
他にも、複数の核弾頭を搭載出来る大陸間弾頭ミサイル(ICBM)「サルマト」を年内に初めて配備するとした他、戦闘機搭載型の極超音速ミサイル「キンジャール」の量産を継続、海上発射型の極超音速巡行ミサイル「ツィルコン」の大量供給も開始すると明らかにしました。
新STARTは、核弾頭の数に上限を設けるものでNATOやイギリス首脳らはプーチン氏に再考を求めていて、米露間で唯一存続する核軍縮枠組みが消滅する可能性が出てきています。
「戦争を始めたのは向こうだ」、「それを食い止める為に武力を使っている」と事実と異なる持論を展開し、1年前の侵攻当日にテレビ演説で主張した内容の多くを繰り返し「ロシアを打ち負かすことは不可能だ」と述べ、侵攻を継続する姿勢を強調しました。
対してアメリカのバイデン大統領20日朝、キーウでゼレンスキー大統領と会談し、5億ドル=670億円規模の追加支援を表明しました。
21日には、訪問先のポーランドの首都ワルシャワで、ロシアによるウクライナ侵略開始から24日で1年となるのを前に演説し、「世界の民主主義諸国は弱まるのではなく、強くなった」と述べ「ロシアがウクライナに勝つことは、絶対にない」とも語り、同盟国との結束を維持し、ウクライナへの支援を継続する考えを強調しました。
1年経過しても停戦の目処が立たずに死亡者が日に増加しつつ、ロシアが核配備を進めて核兵器を使う可能性が高くなっているので、どうにか核を使用せずに停戦に繋がってほしいと思いました。
担当者 両津