こんばんは。
今朝は秋が一気に進んだような冷え込みでしたが、体調、整えていきましょう。
まずはこの1週間の市場の動きです。
概ね、先週末の選挙結果が関係しています。与党が過半数割れしたことで先行きが不透明になったため、日銀が利上げしにくくなるのでは、という予想から円安が進み、それを受けて株価は上がっています。
ただし…今日、日銀の金融政策決定会合後の植田総裁の発言(ざっくり言うと、今回は利上げしないが、今までより利上げの環境が整ってきている)を受け、利上げのペースが早まるのでは、という予想になり、金利差縮小⇒円を買ってドルを売る⇒円高、となりました。株は、利益確定の売りが出た(選挙後3日連続値上がりしていたり、来週は企業の業績の中間発表がピークを迎えることなどが影響しているようです)ため、値下がりしました。それでも、この1週間で1000円ほど値上がりしています。
来週は、アメリカ大統領選があり、これまた市場に大きく影響を及ぼしそうですので、結果を注視したいところです。
今日の話題は、卵の値上がり(先週長浜で死骸で見つかったハヤブサが、鳥インフルに感染していたそうです)も気になりますし、電気・ガス補助金が今月分で終了、ということも気になります。北朝鮮の動きも心配なところです(ミサイル発射、ロシアへの派兵)。そんな中、次回触れようと思っていたアメリカ大統領選について、くま子さんが取り上げてくれたので、爺は、国連が夫婦同姓を定めた民法の改正を求めた、を取り上げようと思います。
国連の、女性への差別撤廃を目指す委員会が、ジェンダー平等に向けた日本政府の取り組みについて、夫婦同姓を定めた民法の改正を勧告しました。これは4回目とのことです。
なぜ改正を勧告したか、というと、「夫婦同姓と言いながら、実情は、女性が男性の性を名乗ることを余儀なくされることが多い」ためとのことで、具体的には、選択的夫婦別姓を法的に可能にするように、という勧告を出したそうです。
そして、皇室典範についても、皇位継承において男女平等を保障するよう勧告したそうです(今回は掘りませんが…)。
爺は、いろいろ理由はありましたが、結婚のときは爺が名字を変えました。ただ、昨年の厚労省の調査でも、95%近くが夫の名字を選んでいるそうで、爺のような例は大変珍しいようです。そして、夫婦同姓の制度を採っている国は日本だけだそうです(これは法務省が認めています)。
ここまでで、この話題について皆さんはどう感じたでしょうか?
いろいろな考え方があると思います。国連が勧告するのはもっともだ、という意見もあれば、別姓だと家族の一体感が弱まる、という話もあるでしょう。どれが正しい、というわけでもないでしょうが、夫婦同姓が法的に定められているのが現状で、衆院選でも一応争点には上がっていたようですが、裏金問題にかき消されていましたので、私たちの関心はそこまで高くないのかもしれません。
ただ、ジェンダー平等については、日本は国際的に取り組みが遅れているほうで、改善が進んでいるとも言い難い状況だとされています。
これについても、いろいろ意見があるでしょう。
いろいろな意見を持つことはよいことだと思います。それをきちんと表出し、それに対する意見も等しく表出できて、内容によって差別や攻撃を受けない、そういう世の中になっていれば、そもそもジェンダー平等を目指す、という話が出てこない、真の平等な社会だと言えるかもしれません。
生きている間にそんな世の中になればよいと期待しながらも、実際は社会の分断が進み、自国第一主義が主流となって、様々な場面で衝突が増えるのでは、と危惧している、チャリ通の爺、でした。