こんにちは、kです
私の趣味の一つは読書です
最近読んだ本を紹介します
ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」という本を読みました
シッダールタとは、皆さんご存知の釈迦の出家前の名前です。
しかし、この本の内容は釈迦の話ではなく
シッダールタという名前を借りて、ある一人の求道者が悟るまでの
過程を描いたフィクションです。
出会った渡し船の船頭である師匠に導かれながら、
川の流れを眺め、悟りの境地にと近づいていくシッダールタ。
最後の最後まで捨てきれなかった子供への執着。
今まで過保護に子育てをしている人々を見るたびに
心の中で見下していた自分。
今その見下していた人々と同じになっている自分に気付きながらも
その執着を手放せない自分に苦しむ日々。
そして、ついに悟りの境地に達するシッダールタ。
シッダールタが悟りに達する時の
描写がなんとも素晴らしいのです!!
その描写の素晴らしさを目の当たりにしたとき
ヘッセもまた、生きるとは何か、
を生涯に渡って追求してきた人の1人なのだろうなと思いました。
この小説は比較的短めですが、ヘッセはこの「シッダールタ」を
書き上げるために3年の歳月を費やしたと言われています。
興味のある方は名作ですので、読んでみてください☆