こんにちは!両津です!
今回は、イタリアで開催されていたG20についてです。
ワクチン接種を来年半ばまでに世界人口の70%に進める、法人税の最低税率を15%にするなど色々と話し合われましたが、その中でも最大の焦点になったのは気候変動対策でした。
首脳宣言で産業革命前と比べた世界の平均温度上昇を1.5度に抑えるとして、6年前のパリ協定で「2度未満を保つとともに1.5度に抑える努力をする」した部分をより強く打ち出しました。
温室効果ガスを実質0にする時期については、各国の事情に配慮して「今世紀半ばまでか、半ば頃」と曖昧な表現で具体的な方策は明示されませんでした。
これは排出量0の目標年次を日本・アメリカが2050年と打ち出し、中国・ロシアは2060年と排出量を従来のまま変えずにしたので両国に配慮した結果の合意だからです。
G20の閉幕と同時にイギリスでCOP26が開幕して多くの首脳らが其方に行くので引き続いて話し合って温室効果ガスの削減目標引き上げなどの合意が進んでほしいです。
担当者 両津