臓器移植法施行から今年で26年が経ちました。これまで脳死となった人からの臓器提供は、国内でもうすぐ1千件となります。提供数は増加傾向にあるものの、移植希望者の数に比べるとまだまだ少なく、厳しい現状のようです。
脳死下の臓器提供の条件は、以下の場合のみ可能となっています。
(1)「移植のために臓器を提供する」本人の意思表明と、家族が提供を拒まない場合
(2)本人の意思が不明で、提供することを家族が書面で承諾した場合、
「提供したくない」という意思も尊重され、事前に「提供したくない」と意思表示していた場合は、臓器移植に使われることはありません。
マイナンバーカードに臓器提供の記入欄が記載されたことにより、意思表示をする機会は増えましたが、いざ臓器提供について考えると、なかなか即答できることではないなと感じました。
担当:空の写真を撮るのが好きなZ