花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

岡山県吉備中央町の有害物質問題!!

 こんにちは!両津です!

 

 今回は、岡山県吉備中央町の円城浄水場から有害な有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))が確認された事についてです。

 

 確認されたPFASは人工的に作られ、極めて分解されにくい特性から「フォーエバーケミカル(The Forever Chemicals=永遠の化学物質)」とも呼ばれ、以前はフライパンや消化剤などに使用されていました。

 

 しかし近年、アメリカの研究で

 

・発がん性

・免疫機能の低下

・胎児など子供の成長の低下

 

 など健康への悪影響が確認されています。

 

 そしてPFASは水に溶けやすい性質があるので、軍事基地・工場からの排水で検出されますが世界でもトップレベルの安全性を誇る日本では設定された目標値を遵守した水質管理・浄水処理を実施しています。

 

 しかし今回の浄水場では、2020年〜23年の間に目標値を超えるPFASが検出されていたにも関わらず県への報告や町民への公表が行われてないだけてなく、目標以下の数値で報告するなどが起こっていました。

 

 それにより浄水場から給水を受けていた住民を血液検査した結果、米国の健康被害が懸念される指針値を全員が上回った事が確認されました。

 

 検査を行った教授によると、「急性的な健康被害を引き起こす可能性はほぼないが中長期的なリスクはある」と述べています。

 

 発生源については、県の調査で浄水場の水源であるダム上流に資材置き場がありそこに使用済みの活性炭が入った大型梱包袋が約300個置かれていて活性炭を扱う民間企業が借り受けて利用していましたが2008年頃から野晒しで保管されていたので雨水にとけて流れた可能性が出ています。

 

 原因と思われる活性炭は物質の吸収効率を高めた物で、都市の過密化や工場の急速な発展で出る臭気・有害不純物質を除去する為に使われていてEV車や食品・医療品などに使われています。

 

 PFASは岡山だけでなく、愛知県・東京・沖縄など13都道府県で検出されていて汚染減が不明であり、水道水を利用した生産者が風評被害にあったり、問題があった配水場の再開目処が立たないので別の配水場から水道水を送るなど身近にある危険ですが政治や戦争などの影に隠れて今まで知りませんでした。

 

 世界で水道水を飲める国は少なく日本は品質が高く安全と思っていましたが、今回の件で現在進行形で危険な事になっていると知れましたが水道水は生活に必要なので難しい事だと感じました。

 

 担当者 両津