こんにちはTです
今回は宇宙への核配備禁止決議案というものが否決された話題について書きます
これは国連安全保障理事会で出された宇宙に核兵器などの大量破壊兵器を配備しない決議案で、15の理事国のうち13の国が賛成したのですが、ロシアが拒否権を行使したため否決されました(中国は棄権)
なぜこのような決議案が提出されたかというと人工衛星を核兵器で破壊することを模索しているロシアなどを念頭に、アメリカや日本が主導して65ヶ国がけん制するために提出しました
しかしロシアは常任理事国であるため拒否権を行使して否決することができ、今までも様々な決議案で起きてきたように常任理事国が拒否権を行使して否決されました
宇宙空間で核兵器を爆発させると理論上は太陽フレアのような強力な電磁波が起き、人工衛星の破壊や大規模な停電が起きると言われています
なので敵国の人工衛星を核兵器で破壊するといった大国同士の全面戦争が起こった場合は人工衛星を破壊しあうため、今の通信インフラやGPSなどの仕組みが崩壊する可能性が高いです
また人工衛星を核兵器ではなくミサイルなどで破壊するとしても、宇宙空間に大量の宇宙ゴミが出ることになるため、その宇宙ゴミが他の人工衛星にぶつかって破壊の連鎖が発生していくことが現実的に考えられています
そうなると戦争が終わった後に人類が人工衛星を打ち上げたり、宇宙へ進出したりすることができなくなる可能性が高いため、敵国の人工衛星を破壊するという行為は人類の発展自体にも大きな悪影響を及ぼすと思います
おそらくロシアなどの国は他の大国と戦争状態になった時点で、核戦争を含む終末戦争のような事態に発展するものと考えて、戦争が終わった後の人類の発展などは考慮していない気がします
ですが人間は肌の色などが多少違うだけで同じ人類という種族であることを考えると、同じ種族同士の争いで種としての繁栄や発展を自ら閉ざそうとしているのは愚かな種族だなと思ったりもします