花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

今年のリスクは?

こんばんは。いよいよ今年もあと4日少々と、年の瀬が迫ってきていますね。気ぜわしいこんな時期こそ、一年の締めとしてしっかりしなければ、と思っています。

 

まずはこの1週間の市場の動きを振り返ります。

円相場は、先日このブログでT氏が取り上げたGDPに絡んで動きがありました。アメリカのGDPが市場の想定を下回ったため、早期に金利を下げるのでは、という見立てが主流となり、ドルが売られて円高が進みました。GDPが発表された日は1円以上円高となり、

その後もじりじり円高が進み、この1週間で2円ほど円高となりました。

株は、円高につられていったん1.5%ほど下がりましたが、その後はじりじり回復し、結果的にこの1週間、あまり変わりませんでした。

いずれの市場も、海外のクリスマス休暇や年末の利益確定売り等の影響で、上げ下げが相殺しているように見えました。

 

ところで、5類移行後、あまりニュースになっていなかった新型コロナについて、ここ最近、JN.1という新たな 変異ウイルス(これはBA.2系統の変異だそうです)が増えているという話がありました。感染力や重症化リスクが高いわけではないようですが、免疫をかわす能力が高まっているという話もあるようです。

年末年始、外出や普段接しない人と接する機会が増える時期でもあるので、感染対策を怠らないようにする必要がありますね。

 

さて、2023年も終わる、ということで、今年も10大リスクの振り返りをしてみようと思います。

1位はロシアが、世界の安全保障にとって脅威となる(ならず者国家)、ということでしたが、残念ながら的中しましたね。ウクライナ侵攻は続いており、中国(やイランなど)と連携して経済的にも安定し、プーチン大統領は次期も狙っています。来年も世界の安全保障にとって脅威であり続けてしまうのでしょうか。

2位は中国で、権力集中による弊害が懸念されていますが、不動産業界の失速など、経済の落ち込みが既に見られています。世界恐慌などの大きな事態にならなければよいのですが、周主席もまだまだ権力を握り続けるでしょうから、ロシア同様、来年もリスクであり続けるかもしれません。

3位はAIによる偽情報で、こちらも現在進行形でリスクが続いています(生成AIによるフェイクニュースなど、むしろリスクは高まっているかもしれません)。科学がこんな進歩をするのは残念ですが、戦争や悪事で技術が発展するのも事実かもしれません。

4位のインフレについては、まだ景気後退の局面にはなっていないようですが、上記の中国経済や、10大リスクに入っていなかったパレスチナ問題(もはや戦争と言えるでしょうか)の影響なども加わり、こちらのリスクも来年のほうが高まるかもしれないと思いました。

5位のイランは、上記のパレスチナ問題に一枚かんでいると思われ、ロシアとの関係も強めていて、欧米にとって脅威であり続けることは想像に難くない気がします。

6位のエネルギー危機は、幸い、それほど大きな問題になっていないようですが、こちらも、ウクライナパレスチナでの紛争などの影響は今後も続くと思われます。

7位の世界的発展の急停止は、コロナ後の回復の遅れやウクライナ侵攻などに加え、前述した中国や、南米のインフレなども加わり、減速傾向が進んでいるようで、来年、急速に回復する可能性はあまり考えられないような気がします。

8位のアメリカの分断も続いています。来年、大統領選挙を控えている中、さらに分断が進む可能性は高そうです。

9位は残念ながら、まだ目立った動きがみられていないようですが、アメリカでは、来年の大統領選挙に影響を及ぼしそうです。まあ、バイデン大統領(トランプ氏もですが)の年齢を考えると、Z世代の考えを理解してその意向に沿う政策を実行することは難しいかもしれません。

最後の10位は水不足ですが、こちらも温暖化の進行が止まらない以上、今後もリスクとして存在し続けるのではないでしょうか。

 

こうしてみると、10大リスクは来年も続きそうなものばかりで、心配なところです。実際、このリスクをチョイスしたアメリカの調査会社であるユーラシアグループが来年、どんなリスクを挙げるのか、まだ分かりませんが、ロシアや中国、イランなどと欧米との対立は深まるでしょうし、温暖化も進む一方で、AIの悪用リスクも高まるでしょう。これらが経済にどんな影響を及ぼす、と見立てるのか、他にどんなリスクを取り上げるのか、来年の10大リスクも注視したいと思いました。

 

野菜を山のように食べ、風呂の後にストレッチをしたりして体調管理をしている日銀の植田総裁が来年、いつどんな判断をするのかが気になっている、住宅ローンを抱えるチャリ通の爺でした。