こんばんは。
昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領と中国の周首席が電話会談をしたというニュースが伝えられました。
ゼレンスキー大統領は、実のある会談だった、とツイッターに投稿しました。また、ロシアへの支援が少ないほど早く戦争が終わるだろう、とも述べたとのことです。
中国外務省は、傍観するのでもなく、火に油を注ぐのでもない、核戦争に勝者はない、と、周首席が中立を謳い、主権と領土保全の相互尊重を主張したと報じています。
中国は、1ヶ月ほど前にロシアを訪問しており、また、その10日ほど前には、サウジアラビアとイランの国交を正常化させました。
どちらも、世界の平和にとっては良いことなのでしょうが、さて、周首席は、その先、何を目指しているのでしょうか?
周首席は、異例の3期目に入った途端に、活発に国際的な活動をしています。
しかし、国内情勢は、ゼロコロナ終了で経済が上向くかと思いきや、成長率の目標を公表し始めてから30年ほどの間で過去最低の目標(5%)設定となるなど盤石とは言い難い状況です。
そんな中でも国際的に動いているのには、例えば、国内の批判の矛先をそらすため、また、アメリカから世界の覇権を奪うため、など、周首席のいろいろな思惑がありそうです。
ゼレンスキー大統領との会談で、主権と領土保全の尊重を主張しているのは、台湾問題が念頭にあるのかもしれません。ゼレンスキー大統領も、それを分かっているのでしょう。ロシアに占領された地域を取り返すためには、中国の台湾問題に触れないほうがいいと考えているかもしれません。
いろいろな駆け引きがなされた、とても中身の濃い電話会談だったことでしょう。
聞けるものなら、生で聞いてみたい、会談の雰囲気を味わってみたい、と思いました。
将来世代のためにも世界平和を切望する、チャリ通の爺でした。