花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

BRICSの首脳会議!!

 こんにちは!両津です!

 

 今回は、南アフリカの最大都市ヨハネスブルク22日から3日間行われた、新興5か国で構成されるBRICSの首脳会議についてです。

 

 BRICSは中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの新興5か国で構成されおり、主な活動としては、グローバル・サウスと呼ばれている新興・途上国に対する支援や欧米主導の国際金融体制・国際秩序に対抗する為に、新開発銀行(NDB)を設立、脱ドル化の為に独自の決済システム・共通通貨の導入を計画するなどしています。

 

 第15回目となる今回は、「グローバル・サウス」を中心に加盟申請中の23カ国を含めた40カ国以上の首脳陣が集まり、加盟国拡大や脱ドル化などを主要議題として話し合われました。

 

 議題となった加盟国拡大は中国が提唱していて選定理由は不明ですが、BRICSを米欧(G7)への対抗軸にする為に「グローバル・サウス」への影響力を高めて率いるリーダーになる狙いがあるとされています。

 

 議論の結果、エジプト、イラン、サウジアラビアアラブ首長国連邦、アルゼンチン、エチオピア6カ国が来年の1月から正式な加盟国になりますが選ばれた加盟国は中国の思惑が強く絡んでいています。

 

 それが脱ドル化で、話し合いでは共通通貨導入は難しいとして現地通貨の利用拡大を促進する決済システムの構築を検討する事になりましたが、中国は人民元の国際化を狙いその為に経済制裁中のイランやペソが急落して人民元を導入しているアルゼンチンを加盟させた思われていて、制裁に対して中国との貿易を加速させているロシアも人民元化が進んでいて中国の思い通りになっています。

 

 今回の会談は24日に、「ヨハネスブルク宣言」を採択して閉幕しましたが6カ国の加盟によりGDPBRICS26%→29%となりG7は44%とまだ及びませんが多くの申請国がいるので加盟国が増加すれば越される可能性はあります。

 

 しかし米欧とも関係を深めているインドは拡大に対して慎重論を唱えたり、戦争の長期化で経済への影響が強くなっているので他の5カ国がプーチン大統領に停戦を求めるなど米欧への対抗軸にしようとしていますが加盟国で足並みが揃っていません。

 

 今後、拡大していくと思いますが足並みを揃えるのは難しく米欧への対抗軸としては厳しいかもしれませんが、もし実現してしまえばG7(先進国)VSBRICS(グローバル・サウス)になるなのでそうなってほしくないと思いました。

 

 

 担当者 両津