ダイハツ工業の認証試験不正問題を巡り、国交省は16日、道路運送車両法に基づき、同社に再発防止を求める是正命令を出しました。
また、同社の三車種に対して、大量生産に必要な国の認証「型式指定」が取り消されます。対象となるのは、「グランマックス」、トヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給している「タウンエース」と、マツダに供給している「ボンゴ」の三車種です。
この三車種は、車両の前面衝突試験において、本来はセンサーが衝突を検知して作動するエアバッグを、タイマーで作動させるという悪質な不正行為が発覚し、「型式指定」の取り消しとなりました。
ダイハツは現在、国内全ての自動車工場での生産を停止しています。国交省は、基準に適合していることが確認できた車種は、今月中にも生産再開を認めるようですが、失った信頼を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうです。
担当:今日は何も浮かばないZ