花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

カタルーニャ自治州について

こんにちはTです

今回はイタリアの裁判所が23日に拘束されていた、欧州連合議員であるプチデモン氏を釈放したニュースを調べました

このプチデモン氏とは何者かというとスペインにあるカタルーニャ自治州首相を務めた人物であり、カタルーニャ独立運動の中で2017年に独立を問う住民投票を強行してスペイン当局が反逆容疑などの理由から国際手配していた人物だそうです

 

カタルーニャ自治州独立運動は日本のニュースなどでは主にカタルーニャ自治州がスペインの中でGDPが2割を占めており、経済的に裕福で富の分配をめぐり中央政府と対立していることが理由として報道されており自分もそう思っていました

ですが今回調べてみたら経済的な理由もありますが、スペインという国の成り立ちにまで遡る理由もある事がわかりました

 

スペインがあるイベリア半島では元々ラテン語が話されており、そこに他民族の侵略や交流によって様々な言語が発達していき、現代のカタルーニャ自治州で話されているカタルーニャ語もそこで源流となるものが誕生したようです

その後カタルーニャの伯爵がアラゴンの王女と結婚して、今のアラゴン州カタルーニャ州を合わせた領土を持つアラゴン連合王国が生まれました

そしてアラゴン連合王国の王がカスディーシャの女王と結婚してできたのが現在のスペインだそうです

このような形で、できたのがスペインなのですがここで問題になっているのが言語の問題のようで、現在のスペイン語というのがカスディーシャで話されていたカスディーシャ語のようです

元々話されていたカタルーニャ語などの言語はスペインの主要言語にはならずカタルーニャ自治州などでのみ話される言語となり、国の成り立ちから不公平という感情があったようです

 

またスペインの中央政府カタルーニャ自治憲章というカタルーニャ自治州自治権拡大を取り消して、その後起こったデモに対する強硬姿勢などがかえって独立を求める人が増える原因となってしまったようです

このように元々はカタルーニャという国がありましたが、現代ではカスディーシャの言語などの文化が支配的になり、中央政府がスペインという国の形を守るために強硬姿勢をとっているようです

 

自分は現代ではスペインという一つの国なのだからカスディーシャの言語などでもよいのではないかと思いましたが、もし現在の日本が他国に侵略されてその言語などが主要言語となったりすることを考えると、カタルーニャ自治州独立派の感情も理解できるので、カタルーニャ自治州においては過去の問題ではなく、現代も続く問題なんだろうと思いました