花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

カメムシが大量発生していることから分かること

こんにちはTです

今回はカメムシが大量発生している影響について書きます

 

今年の秋はカメムシが大量発生しており農林水産省は21の道府県カメムシ注意報を発令しています

なぜ秋にカメムシが大量発生しているかと言うと春から初夏に産卵され夏の間に成長したカメムシが秋に成虫として活動するためです

今年特に目立っているのはツヤアオカメムシという種類で、この幼虫が好んで食べるスギやヒノキの実が例年よりも豊富にあった結果として大量発生しています

また今年は米に被害をもたらす斑点米カメムシ類と言う種類のカメムシも例年の2倍ほど発生しており、収穫したお米に黒い斑点がある被害が出ています

 

日本は高度経済成長期に国を挙げてスギやヒノキを植林してきましたが、それは高度経済成長期に木材が不足したため植えられました

ですが植林されて40-50年経ち木材として利用に適した現在は木造建築や木の電柱が減っていたり、スギやヒノキの価格が下がり市場において不利になった結果ほとんど伐採されずに置いておかれています

 

現在の日本は森林の4割が人工林で、その人工林の4割がスギ林が占めています

そのスギやヒノキなどが例年よりも多くの実をつけることでカメムシが大量発生していると考えると、単純に地球温暖化の問題だけにはできずある意味日本の歴史による問題な気もします