こんばんは。ここ数日の雨で乾いたお肌が潤った方もいるかもしれません。ただ、琵琶湖の水位はこんなもんでは回復しないようで、まだ基準から70㎝以上も低いままで、坂本城の本丸の石垣が姿を現しているそうです。
一昨年も同じような状況でした。この時は80㎝手前まで水位が下がっていました。これはその時の写真です。今一つ分かりにくいですが…

今年は9月と11月に雨が少なかったのが主因のようです。自転車通勤の爺にとって合羽を着る手間が少ないのはありがたいのですが、シジミなど水産物にも影響が出てきているようで、心配なところです。
さて、市場の動きですが、株価は一旦50,000円を切ったものの今週は回復しました。先週の日銀の金融政策決定会合で利上げが発表されましたが、織り込み済みだったようで影響は少なかったようです(多少は値上がりしたようですが)。また、昨日50,000円台を回復したのはアメリカの経済指標が上向きだったためのようです。
むしろ円相場の動きが気になります。利上げしたことで金利差縮小が意識されて円が買われて円高になるかと思いきや、市場は利上げの見通しに注目しており、植田総裁の発言から利上げに慎重⇒利上げまで時間がかかるという見方が広がったことで、しばらく金利差が縮まらないと考え、円が売られたようです。
これは政府の思惑とは違ったのか、財務相が円安にくぎを刺そうとする発言がありました。円安で物価上昇が懸念されている中での利上げで物価上昇を抑えようという意図があったのかもしれません。今日もけん制する発言をしており、一定の効果は出ているようで、今日は植田総裁の発言前の水準まで円が買われました。とはいえまだ円安ではあるので、油断はできない、というのが政府日銀の思いかもしれません。
今日は福井県の新型転換炉「ふげん」で放射性物質を含んだ水が漏れた、という話題を取り上げてみようと思います。
この施設は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムなどを燃料としていた研究用の原子炉だそうで、25年稼働していましたが2003年には運転を停止し、2008年から廃炉作業が進められているとのことです。そして当初計画ではあと3年で廃炉完了予定だったのが2度延期され、15年後に廃炉完了予定となったそうです。延期の理由は、使用済み燃料の受け入れ施設の稼働遅れや解体方法に安全上の問題が発覚したため、ということでした。
ここで頭に浮かんだのは、東日本大震災で被災して大量の放射能が漏洩した福島第一原発です。こちらも現在廃炉作業を進めていますが、ふげんとは多くの点で異なります。規模、廃炉に至った状況、設備の状況…とても比べられるものではありませんが、少なくとも福島第一原発の方が廃炉が難しいということは容易に想像がつきます。その中での今回の事故…この先福島第一原発の廃炉作業でどんな不測の事故が起こるのか、さらに廃止、解体中の原子炉が20基以上ある中でいつどんな事故が起きてしまうのか…
はたまた稼働中の30基以上の原発もいつか廃炉されるわけで、その解体中にどんな事故が、というか、いつか確実に起こる南海・東南海・東海地震でどんな被害が生じるのか、見当もつきませんが、東日本大震災よりひどい事故がも起こるだろうと考えるべきで、そのツケは何代も先の世代が払わされるわけで…老い先短い爺でさえ心配してしまいます。
とはいえ、AIの普及で今後ますます電気が必要になるでしょうから、発電施設はさらに求められるでしょう。そんな中、政府がメガソーラー規制の一環として導入への支援打ち切りを検討、というニュースがありました。自然環境への影響を懸念する声に対応するためのようですが、化石燃料による発電での環境負荷、原発事故による自然環境への影響も相当なものだと思います。
この機会に、電気を作ることがいかに環境に負荷をかけていることをみんなが知れば、一人一人が少しずつ節電する気になるのかな、と淡い期待を抱いてしまいました。
みなさんはどうお考えでしょうか…
日々、Co2削減にちょっとは貢献できているかも、と勝手に自己満足して自転車通勤している、チャリ通の爺でした。