花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

COP28はどうなった?

こんばんは。師走なのにあまり寒くありませんが、皆さん、体調管理していますか?今週末から急に寒くなるそうなので(しかも、その直前にはかなり暖かくなるらしいです(;^_^A)、自分でしっかり準備対策をしましょう!

 

今週の市場も円相場からいきましょう。

前回、日銀の植田総裁の「チャレンジング…」発言を受けて円高に大きく振れた円相場は、その後少し円安になりましたが、今日は昨日に引き続いて円高が進み、一時1ドル140円後半まで値上がりしました。今日の円高は、FRBの金融政策会合で利上げが見送られた(3回連続)ことと、来年、少なくとも3回利下げが想定される見通しが示されたことが主因のようです。インフレが落ち着いてきている、失業率も余り増加していない、ということから金融引き締めを戻すタイミングを計っている、とパウエル議長が明かしたことで、すわ、利下げか、と市場が目ざとく反応した、といったところでしょうか。

株価は、先週下落してから、戻りきらないまま今日の円高となり、またもや下落しました。先月末からの2週間で1000円(3%)近く下がった計算です。やはり、輸出関連株を中心に売られていました。今日の円高と今後さらに円高が進むという予測が、株安の要因となっているようです。

 

さて、タイトル通り、今日のトピックは、13日に終了したCOP28について触れます。

 

初日に、気候変動によって被害を被った途上国を支援する基金を運用する具体的なルールが決まり、その後も原発の発電量を増やす宣言や冷房機器から出る温室効果ガスを削減する誓約などが発表されましたが、困難が予想された閣僚級会合では、化石燃料について、案の定各国が対立し、交渉が難航していました。国連のグテーレス事務総長が、妥協して解決策を模索するよう呼びかけましたが、最終的に、「化石燃料の段階的廃止」という当初案に入っていた表現が消え、「化石燃料からの脱却を進める」という弱い表現で合意に至りました。

専門家は、化石燃料からの脱却、という方向性で合意したことは評価できる、としていますが、サモアの代表は、削減に転じさせるという約束がなく、合意は十分ではない、と訴えています。

確かに、平均標高が海抜数mの国からすれば、1m海水面が上昇するだけで国土の多くが失われるわけで、今すぐ温暖化を止めてほしい、という主張は当然でしょう。

ちなみに、評価できる、といった専門家は、日本の方でした。化石賞を複数回受賞するほど温暖化対策に消極的とされた国の専門家が評価しても、あまり説得力はないように感じてしまいました。

また、伊藤環境大臣は、「脱却」を「移行」と表現する、と言い、クリーンエネルギー中心に転換する、と述べています。化石燃料を廃止しない、ということなのでしょうか。前回も述べたように、岸田総理が、石炭火力発電所をなくすのではなく、新しく作らない(排出削減対策をすれば作れる!)という、とても後ろ向きな発言をしたので、ますます説得力が感じられなかったです。

 

日本でも実際、海岸線が削られ、砂浜も減ってきています。私の母校は、某バスケ漫画のモデルとなった学校で、学生時代は、朝練で毎日のように学校前の砂浜を走っていましたが、数年前に見たときは砂浜が狭くなっていました。いずれ走れなくなるのかと思うと、寂しく感じます。

 

温暖化がこのまま進むのか、進行が鈍化するのか、はたまた止まるのか…

私たち一人一人が、少しでも温室効果ガスを作り出さないように、日々、できることに取り組む必要がある、と改めて強く感じました。

 

我が母校がアニメの聖地と化していて、ファンが日々押し寄せている報道を見ると、学生時代ののどかな雰囲気が懐かしく感じる、チャリ通の爺、でした。