こんばんは。11月に入りましたが、日中はなんと、夏日(25℃)に届きそうな暖かさ(暑さ)ですね。引き続き、しっかり体調管理をしましょう。
まずは先週からの市場の動きです。
株価は、先週木曜に再び700円近く一気に下がり、その後は小幅な上がり下がりでしたが、今日は700円以上一気に値上がりしました。昨日、日銀の植田総裁が、金融緩和継続の方針を発表しましたが、その影響に加えて、円安進行で輸出関連企業の株が買われたことの影響が大きいようです。
その円相場は、植田総裁の発表から一気に円安が進みました。これは、アメリカの景気が好調であるという指標も影響して、またもやドルと円の金利差が意識されたためとのことです。
先週金曜、日本のGDPが、これまでアメリカ、中国に次いで3位だったのが、ドイツにも抜かれて4位になる見通しとなったことが発表されました。これは、円安で円の価値が下がったことと、ドイツのインフレの影響もあるようですが、いずれにせよ経済界での日本の力は下がりつつあることの表れかと思いました。ですが、植田総裁の発言で円相場が大きく動くなど、改めて日本の影響力はまだまだ大きいと感じました。
さて、今日もまた、金融関係から離れて自然関係のトピックを取り上げてみます。
冒頭でも述べましたが、明日は今日よりさらに気温が上がり、東北では場所によっては27℃越えもありそうだとのことです。温暖化にもほどがあるのでは、と思ってしまいます。そして、この温暖化の影響と言えるニュースはまだあります。
今年の4月から10月の7か月間で、クマの被害にあった人が180人にのぼったそうで、これは、最も被害の多かった2020年の1年間の人数(158人)を大きく上回っています。また、10月は1か月で71人も被害にあっていて、これもこれまで最多の49人を大幅に上回っています。
秋田を筆頭に(秋田県だけで全体の3分の1以上の被害が出ているそうです)東北が多く(全体の3分の2以上)、長野、富山、新潟、北海道、岐阜など、北信越を含めた北日本での被害が多いとのこと。クマ自体が北日本に多いこともあるのでしょうが、これほど多くの被害が出ているのには(それだけクマが出没しているということですね)どういう原因が考えられるのでしょうか?
これから冬眠に入るため、栄養を貯えようとしているクマにとって、今年はエサが少ないため、より広い範囲で活動するようになっているのが一つの要因のようです。なぜエサが少ないのか(餌というと、肉、と思うかもしれませんが、ナラなどの木の実が主食で、肉は基本的に食べないそうです)というと、去年、今年と暑さの影響で木の実が取れる樹木が枯れたり実の付きが悪かったりしたから、とのことのようです。
猛暑だと木も抵抗力が弱り、病害虫にやられやすくなったり育ちが悪くなったりするので、これも温暖化の影響と言えるかもしれません。
もちろん、ほかにもいろいろな要因が考えられるそうです。過疎化で人里にクマが降りやすくなったこと(クマはもともと臆病で警戒心が強いので、人がいなくなれば餌のある人里に出没するようになるそうです)、人の怖さを知らないクマが増えてきていること(これも過疎化や林業の衰退などで人が山に入らなくなり、人と遭遇しなくなったためのようです)、あるいはシカやイノシシが増え、それを駆除し、死骸をその場で放置処理(一応埋めるそうですが、深い穴は掘れず、土をかけるくらいが多いそうです)するため、クマ自体が増えている(肉は食べないそうですが、死肉は食べることもあるそうで、クマは賢いので味をしっかり覚えるそうです)、など、いろいろな要因が重なり、クマが人の生活圏に近づき、遭遇し、そして被害にあう、ということのようです。
温暖化は、海水温の変化による魚の獲れ高の変化(今やさんまもイワシも高級魚になりつつあります)、野菜の不作など、人の食べ物にも影響を及ぼしていますが、動物もご多分に漏れず影響を受けています。
このまま温暖化が進めば、生き物たちも含めて地球はこの先、どうなってしまうのか、心配です。SDGsが唱えられてしばらく経ちますが、目に見える成果はありません。もはや温暖化は止められないのでしょうか?日々のわずかな努力の積み重ねで、温暖化を止められるのでしょうか?
とはいえ、何もしないよりは(もしくは脱炭素化に反することをするよりは)いいような気がします。エゴかもしれませんが、地球の未来にほんのわずかでも貢献している、と思うことで気持ちよく過ごせそうです。
そもそも温暖化はクマたち(自然)のせいではなく、人為的(どこかの大統領は、温暖化などでっちあげだ、とか言っていましたが)なものです。だからこそ人類が止められるはずだと思いたいです。
オール電化住宅は直接のCo2の排出は少ないですが、間接的にたくさん排出していることになるのでは、と疑心暗鬼になっている、チャリ通の爺でした。