こんばんは!
またまた野球ネタから…
一昨日、オリックスが優勝しました。セリーグの阪神に続き、今年は在京球団が野球界を席巻しましたね!(高校野球は、神奈川の慶応が制しましたが…)関西の景気に良い刺激があるといいのですが…とはいえ、オリックスと私たちの日常生活って、あまり縁がないような気がします。阪神も、鉄道かデパートですが、当地にはあまり縁がないようです…
ロッテとか、日本ハムだと、優勝セールとかあったりして…西武が優勝したら、西武デパートがセールしていましたね!?
さて、今日の経済ネタは、植田総裁の発言と市場の動きについて触れてみようと思います。その前に…
前回(先週)、欧州中央銀行が金利引き上げを決めたことで市場がどう反応するか、について触れました。利上げが見送られるかも、という見通しの中での利上げで、株価は下がるかもしれない、と書きましたが、翌日の株価は、見事に外れて上昇しました。アメリカ経済の先行きへの期待感のほうが市場に影響を強く与えたようです。
が、連休明けの今週は、冒頭から値下がりが続いています。そして今日は、前日比-169円で終わりました。今週の4日間で3.5%ほど値下がりしました。
今週の動きを振り返ると、
火曜は、世界的な金利上昇圧力、TSMCに関係するネガ報道(新工場建設の遅れによる納期遅延の要請)などを受け、ハイテク株を中心に売られて値下がり
一昨日(水曜)は、様子見(パウエル議長の発言を待つ)で小幅値下がり
昨日は、パウエル議長の発言(利上げ見送り、ただし年内にもう一回の利上げ想定)を受け、金融引き締めが続くという見方から値下がり
そして今日は、基本的に値下がり(日銀が金融緩和継続を発表すると下げ止まりかけたものの、週末ということで利益確定のための売りが進み、結局寝下がって終わった、という動きでした。
円相場は円安が進み、長期金利も10年ぶりの水準まで上昇しています。これらも踏まえて、植田総裁は、
・金融緩和継続
・物価は上振れ(値上がり)リスクのほうが大きく、まだ安定していない
・賃金が上がらないのが心配
などと発言しています。また、
・インフレの収まり方が鈍い
とも述べており、依然として経済はまだ不安定で、金融緩和が必要、という判断に至ったようです。
これを受け、日米の金利差拡大が意識されて円安が進み(ここ最近、金利差はずっと言われています)、株価も下がりました。ただ、金融緩和解除を明言しなかったことで、市場の動きはやや抑えられたようです。
さて、金融緩和継続で円安が進み、物価高も進んでいる中で、金融緩和をいつ解除するのか、というところが今後の焦点となっていますが、植田総裁は、物価高の市民生活への影響も重視しているようですが、賃金上昇を最重視しているようです。賃金上昇の動きがはっきりすれば、方針転換をするというニュアンスの発言をしています。
確かに、物価が上がっても、賃金も同様に上がれば生活は苦しくならないのですが、実際は、賃金上昇は伴わずに物価だけ上がっています(エネルギーコストの上昇や円安進行によるところが大きな要因)。最低賃金が全国平均で1000円を超えました(来月以降、順次適用されるそうです)が、物価はこの一年、毎月3%以上上昇していて、生活は苦しい印象が続いています。
どうにか物価上昇が収まり、賃上げがもっと目に見えるようになり、生活が楽になる実感が感じられるといいのですが、まだまだ時間がかかりそうです。
値引きシールに今まで以上に目が行くようになっている、チャリ通の爺、でした。