米トランプ大統領が18日、大麻の規制緩和を決めました。連邦法では大麻は依然、違法薬物として扱われていますが、なぜトランプ大統領はこのような政策を打ち出したのか?
今回の規制緩和は、「規制物質法(CSA)」の中で規制が最も厳しい「スケジュールⅠ」から、規制の緩い「スケジュールⅢ」に分類し直すというもので、これにより、一部の刑罰の軽減や大麻関連事業者による事業経費の控除、医療向けの研究の促進等に効果があると言われています。
また、世論調査では米国人の約7割が大麻の合法化に賛成しており、ほぼ半数の24州が娯楽用大麻を解禁済みのとのこと。支持率の下落に苦しむトランプ大統領が、来年の中間選挙を前に、人気回復策の一つとして規制緩和に踏み切ったとの見方がされています。
規制緩和によるメリットもあるとは思いますが、やはり薬物依存へのリスクの方が気になるところです。さらに言えば、世論調査で支持した7割のうち、大麻を利用したことのある比率はどうなっているのか?そちらの方が気になった次第です。
担当:久しぶりに風邪をひいたZ