こんにちはTです
今回はイランの経済が深刻な状態になっている事を調べました
イランは2015年にウラン濃縮活動などの制限をする代わりに核開発に対して行われていた経済制裁を解除するとした、いわゆる核合意を結びましたがその後2018年にアメリカのトランプ政権が合意から離脱して経済制裁が再開されました
その後トランプ政権からバイデン政権へ政権が代わり、アメリカが核合意に復帰する事になりましたがその後の交渉はなかなかうまくいってないようです
経済制裁が行われて2年半が過ぎようとしていますが、イランでは経済制裁が続いたことにより、経済制裁前に比べてイランの通貨の価値が5分の1以下に下がってしまい市民の生活へ影響が出ているようです
通貨が5分の1以下にまで下がった結果イランではインフレーションが起こっており2021年2月ではインフレ率が48.2%になっているそうです
一般的にはインフレ率は2から3%が理想的とされているらしいので、とても高いインフレーションが起こっているのがわかる上に市民の生活としては生活費が2016年から3倍にまで膨れ上がっているそうです
このインフレーションが影響して肉の値段が1年間で2倍にまで上がっていたり、医薬品なども外国の製品が店頭などからなくなっているか、見つけられてもとても高い値段になっているそうです
経済制裁はイランの核開発を止めるために行われていますが、世界銀行の調査ではイラン国内でも貧しい人の生活が困窮しているそうです
いつの時代も争いが起こると貧しい人が真っ先に影響を受けます
ですがイランとしてはイスラエルが事実上核兵器を保有していたり、サウジアラビアと中東の覇権をめぐってイエメンなどで代理戦争をしている状況で核開発をやめるとは思えませんし、アラブの春の結果リビアのカダフィー大佐が殺害された姿を見ると自衛のために核兵器を開発しようとするでしょう
またロシアはもちろんのこと経済がひっ迫する中で、中国とも関係を深めていくことでしょう
このような複雑な状況で日本は何ができるのか、今後の日本政府の動きにも注目してはいかがでしょうか?