こんにちは!ビワイチの鬼です!!
4月から新年度になり、いろいろ変わったことがありますね!成人年齢引き下げとか、年金受け取り可能年齢の繰り下げとか(歳の話ばかり(^_^;))…
その中から、今日は、東京証券取引所の再編について触れようと思います。
これまで、一部、二部、マザーズ、ジャスダックの4つに別れていましたが、プライム、スタンダード、グロースの3つになります。
今までの区分けは、コンセプトがはっきりしなかったり、重複していて、分かりにくかったのと、二部などからの移行基準や上場廃止基準が甘かったりして、最上位の一部なのに属する企業の数が最も多くなっています。
つまり、質の高い、国際的にも競争力の強い大企業ばかりではなく、価値の低い企業も含まれているということですね。
投資家からも、株価指数にこれらの価値の低い企業が含まれているので、市場価値が下がる、と批判が出ていました。
実際、今年2月の時価総額では、ニューヨーク、ナスダックには4倍以上の差をつけられ、上海証券取引所、ユーロネクストに次いで5番目となっているそうです。
市場価値が下がると、投資家にとっては魅力がないので、市場に資金が入ってこなくなり、企業活動が低迷して景気が上向かない、ということになるので、東証の価値を高め、国際競争力を強めるために、最上位のプライムの上場基準を厳しくしたとのことです。
ただ、経過措置(期間未定とのこと!!)を設けたことで、一部上場企業の8割がプライムに移行したそうで、これまでどおり、最上位に属する企業が一番多いという状態は変わらないとのことでした!
投資家の意向より上場企業の意向(最上位に居続けたい)が優先された結果とのことで、これまでと変わらない、という、冷ややかな意見も多いそうです。
努力しなくても最上位に居続けられる、という、保守的というか、変化を避け、安定を目指すような雰囲気を感じて、この先の日本は大丈夫だろうか、と不安になりました。
皆さん、将来に備えて、しっかり対策をしましょう!