花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

ロシア正教会のキリル総主教について

こんにちはTです

今回はプーチン大統領が70歳の誕生日を迎えたのに対して、ロシア正教会のトップであるキリル総主教が祝電を送った話題について書きます

 

ロシア正教会とはキリスト教の教派の一つであり、カトリックプロテスタントなどとはまた違う教会で、主にロシアなどの東ヨーロッパで多くの信者を集めている教会です

この正教会バチカンローマ法王がトップを務めているカトリックなどとは違い、ギリシャやロシアなどの東ヨーロッパの各国に独自の正教会を持つのが特徴の一つで、各国の正教会は独立した組織となっているようです

 

そしてキリル総主教はロシアの正教会のトップなのですが、この人物はプーチン大統領と近しい人物で、ロシア軍がウクライナに侵攻した時もNATOの東方拡大による欧米の脅威などを理由にいち早く支持を表明していており、今回の祝電でもプーチン大統領による統治は神によって定められた事だと発表しているようです

 

プーチン大統領への祝電などを見ているとかなり体制寄りの宗教家だと思えますが、実はこの人物は旧ソ連諜報機関・秘密警察であるKGBソ連国家保安委員会)工作員だという話もあるようで、どうやらロシアの権力に近い人物はKGBなどに所属していた人物が多いようです

 

またキリル総主教がロシア軍によるウクライナ侵攻を指示している理由として、ロシア正教会ウクライナ正教会の関係悪化もあるようです

ウクライナ正教会は元々はキリル総主教がトップを務めるロシア正教会の傘下にあったのですが、ロシアによるクリミア半島の併合などによる関係悪化で2018年にウクライナ独自の正教会として発足した教会で、事実上ロシアの影響力を排除するために発足した経緯があります

そのような背景がある中でプーチン大統領がロシア軍をウクライナに侵攻させたため、キリル総主教は聖戦としてこの戦争を見ているのではないかと言う分析もなされているようです

 

自分は元KGBとも言われているような人物が心の底から聖戦などと思っているとは考えていませんが、大義もなく現在もプーチン大統領の保身以外で何のために続けているかも分からないこの戦争をいまだに支持する宗教家はかなり腐敗していると思います