こんにちは！両津です！
今回は、ニュージーランドの新首相に与党労働党のクリス・ヒプキンス党首が25日に就任した事についてです。
新首相就任は、19日の記者会見で突然アーダン元首相が2月7日までに辞任すると表明したのが発端で21日の締め切り時点でヒプキンス氏以外の立候補者が出ずにそのまま決まりました。
アーダン氏の明確な辞任の理由は述べておらず会見で、任期中に気候変動対策などで成果を出した事を強調しながら、首相の仕事は「最もやりがいのある仕事の一つ」と説明し、その上で「力が満タンの状態の状態でなければ全う出来ない。もう1期続ける方法を探したが実現しなかった。自分も人間だ。出来る限りの事をして(辞任の)時が来た、という事だ」と述べました。
アーダン氏は2017年に同国史上最年少の37歳で就任にしました。就任後に長女を出産し、現職首相として世界初となる産休を取得、コロナ対策では、早い段階から厳格な都市封鎖に踏み切ると同時に、自宅からSNSを通じて国民の質問に直接答え、人気を集めました。
一方、ここ1年程の間、物価高や凶悪犯罪の増加などの影響で、アーダン氏率いる与党・労働党に逆風が吹き昨年12月発表の世論調査で労働党の支持率は33%で野党・国民党を5ポイント下回り突然の辞任劇は「10月の選挙を前に労働党に体勢を立て直す機会を与える為」とされています。
後任となったヒプキンス首相は、逆転されている党勢の立て直しや、10月の総選挙を控えて最も注力する課題を問われて「経済が焦点になる」と述べインフレが進み「多くの人々が食費、住宅ローンの支払いに不安を感じている」と指摘し、「厳しい経済情勢の中で、国民を支援するため目的意識や優先順位を持って取り組む」と強調しました。
今年は、タイなど他の国でも選挙があるので
候補者などどうなっているのか知る必要があると思いました。
担当者 両津
