花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

印中はどうなる?

こんばんは。9月に入ったというのに、まだまだ猛暑が続いていますが皆様、お元気でしょうか?

 

さて今日は、最近何やらきな臭い雰囲気が感じられてきているインドと中国について少し触れてみようと思います。

先日、両津氏が投稿したとおり、中国の「勝手な」地図に対してインドが大いに反発しています。これに対して(かどうかは推測ですが)、インドで9日から開かれるG20習近平国家主席が欠席することが(正確には、李強首相が出席することが)今日、発表されました。中国国家主席G20を欠席するのは初めてとのことで、インドとの関係悪化、先ほどの「勝手な」地図に関する周辺国との関係悪化、国内のバブル崩壊(先日、恒大集団がアメリカで破産申請をしたり、碧桂園がデフォルトのリスクに直面している)など、様々な要因がいくつもの記事に記載されています。

G20は、周氏にしてみれば、先進国に対して自らのやり方を主張する絶好の機会であるはずですが、一帯一路に参加すると表明していたイタリアが離脱しようとしたり、処理水に対して強く反発しているのが中国だけであったりと、自らの主張が通りにくい状況になっていることを感じているようです。また、インドの成長は著しく、高齢化が進んでいる中国はいずれ抜かれるといわれていることも、プライドの高い周氏は気に入らないようで、それも今回の欠席の一因ではないかとも言われています。

 

一方のインドはというと、安泰なわけではなく、以前から表面化している人権問題が最近、より悪化していて(人権活動家や学生、宗教的少数派への抑圧、差別、いまだに続くカースト制度など)、女性のレイプなどの被害も相変わらず問題となっています。貧富の差も大きく、食糧不足も深刻で、また、実はすでに少子化に転じている(合計特殊出生率が人口を維持する基準とされる2.1を下回った)という報道もあります。

とはいえ、最近の急速な経済発展により、政治的、経済的な影響を世界に及ぼす力をつけてきています。その影響力は、先進国に対してだけではなく、同じ新興国や途上国に対しても行使されてきています。ということは、同様の政策をとっている中国と利害が衝突する場面も出てくるということになります。その一端が先ほどの「勝手な」地図になるということです。

 

他にもいろいろ課題等ありますが、世界に対する影響力が強くなってきている両国の関係悪化は、ロシアのウクライナ侵攻以上に私たちの暮らしに影響が出るかもしれません。先日も述べましたが、風が吹けば桶屋が儲かるバタフライエフェクト、など、思わぬことが思わぬ影響を及ぼすことが、グローバル化した現在では十分あり得ます。だからこそ、今後より一層、両国の動きや関係、日本と両国との関係など、目を光らせていきたいと思います。

 

個人的には、インドとの関係をもっと重視してもいいのでは、と思う、チャリ通の爺でした。