今回は、EUが移民と企業を結び付ける初のマッチングアプリを開設すると発表した事についてです。
何故アプリを開設する事になったかというと、現在EUでは高齢化が進んで慢性的な人手不足になっていて特に建設・医療・ITの分野は労働者が不足しています。
調査でEU全体で30年までに少なくとも約700万人の労働力が新たに必要だと分かっていますが、米国・カナダ・オーストラリアなどとの「世界的な競争」により人材確保が困難になっています。
他にもEUに非難したウクライナの人々の中に高学歴者や高度な技術を保有している人を企業側が生かしきれなかったり就職した人も少ない状態で、パリ五輪開幕まで1年を切ったフランスでは労働力不足を解消する為に不法移民を雇用する事態になっていいます。
なので労働者不足の解消や避難民を積極的に雇用を行う為に、マッチングアプリを開設する事になりました。
アプリに求職者の情報を登録、企業と繋がりやすくして尚且つマッチングが成立したらビザ申請の手続きを支援するなど避難民を受入やすくしつつ、個人情報が登録された人を呼び込む事で不法移民を抑制する狙いもあります。
EU各国でもそれぞれでEU域外からの労働者受け入れ数を年間増やす改革案を発表していて、マッチングアプリと合わせて人材不足の解消繋がると思いますが、実際に運用してみると見つかる問題点もあるので今後どうなっていくか注目していこうと思います。
担当者 両津