こんにちは!両津です!
今回は、フィンランドの首相が決まり右派連立政権になった事についです。
フィンランドで、今年4月の総選挙で第1党になった中道右派「国民連合」のペッテリ・オルポ党首が、マリン前首相に代わる新しい首相に選出されました。
連立政権には右派政党も含まれ、移民の受け入れ制限などを推し進めるものと見られ首相になったオルポ氏は財政保守派で、選挙戦では歳出削減による財政赤字の縮小、減税、民間部門の雇用創出を訴え難民枠を削減し、外国人の就労ビザや市民権取得の条件を厳しくするとしていました。
「国民連合」は、今年4月の総選挙で緊縮財政を訴え、マリン首相が率いた中道左派の「社会民主党」を抑えて第1党となりました。
地元メディアによりますと、オルポ新首相は、第2党の右派「フィン人党」など3つの政党との連立政権を率います。
このうち「フィン人党」は、EU=ヨーロッパ連合に対して懐疑的な立場をとり、移民が治安の悪化を招いているなどと訴えて幅広い支持を集め、新政権も移民の受け入れ制限などを推し進めるものと見られます。
一方、フィンランドは、ロシアとおよそ1300キロにわたって国境を接し、ウクライナ侵攻を受けて、今年4月、NATO=北大西洋条約機構への加盟を実現させましたが、新政権になっても安全保障政策の方針は維持する見通しです。
フィンランドがNATOを外交政策の中心として重視する方針を出しているので、これに対してロシアがどう反応していくか気になります。
担当者 両津