こんにちは！両津です！
今回は、カンボジアのフン・セン首相が長男のフン・マネット氏に首相を引き継がせようとしている事についてです。
カンボジアは、２０年以上に及ぶ内戦の後１９９０年代から国連や日米欧の支援を受け、復興と民主化を進めていましたが現在は40年近く実権を握っているフン・セン首相が私物化、独裁を行っています。
独裁化が進んでいるのは、中国からの支援でカンボジアは一帯一路の重要国で投資などによりインフラ建設が進み、経済発展を齎したとして長期政権が続いているからです。
今回の引継ぎもフン・セン首相は長男のマネット氏が首相を引き継げる様にする為に有力野党を書類不備を理由に参加させない様にしており過去にも同様な事をしています。
フン・セン首相は退いても政界には残るとしていて民主主義が形骸化し、ますます独裁化して中国の一党体制などになってしまうかもしれません。
民主主義が形骸化しているのは他にもあり、現在選挙中のタイもその内の一つで9年前のクーデターで政権を奪取した軍、王党派の影響力が強くなっています。
そんな中、民主化のシンボルとして前進党のピタ党首が立候補して選挙を行っていましたが総選挙時、活動休止中の放送局の株を保有していて関連法に違反しているとして議員資格の一時停止などにより参加出来なくなりました。
前回に書いたイスラエルもそうですが、中国化が進んでいるのは、中国の一帯一路など経済面で密接な関係の国が内政干渉の影響を受けていたり、独裁などに対してボイコットや政治に興味がなくなってしまうなどで自由にさせてしまうなど色々と原因はありそうです。
しかし何もしなかったら悪化して行くだけなので国民だけでなく各国が連携して独裁にならない様に動いていかないと駄目だと思いました。
担当者 両津
