こんにちは！両津です！
今回は、イスラエルで最高裁の権限を制限する司法制度改革の関連法案を国会が可決した事についてです。
イスラエル議会は24日、ネタニヤフ政権が進める司法制度改革の一環として、最高裁判所の権限を弱める法案を野党が採決をボイコットするなか、賛成多数で可決しました。
内容には、これまで最高裁判所が閣僚の人事などの政府の決定について、「合理性」がないと判断した場合に無効にできる権限、政策を審査する権限などをなくすことが盛り込まれています。
しかし、最高裁判所がチェックする機能を弱め三権分立を脅かし、民主主義が後退するとして数万人の抗議デモや軍の予備役1万人以上が任務を拒む、主要企業の一部がストライキを実行するなど反発が起きています。
同盟国アメリカのバイデン大統領も、改革を批判して会談や改革の撤回を求めたりなどしていましたが、今回可決された24日に米ホワイトハウスは「賛否が僅差な状況での可決は残念だ」と声明を発表していて両国の対立が加速しています。
ネタニヤフ首相は、司法制度改革は権力のバランスを取るとともに、最高裁の行き過ぎた動きに歯止めをかけるために必要だと主張していますが汚職の罪で起訴されているので最高裁の権限を弱体化させて有罪から逃れようとしているのではないかと言われています。
このまま改革が進んでいって司法のバランスが崩れてしまったら独裁になって危険だなと感じました。
担当者 両津
