こんにちは!両津です!
今回は、11月に3回連続で起きた首脳会談についてです。
ASEANが10日〜13日カンボジア、G20が15日〜16日インドネシア、APECが18日〜19日タイでそれぞれ行われました。
ASEANでは、ミャンマーと合意した5つの項目が履行には程遠い状態なので合意の実施に向けた内容を骨子に協議しました。
G20では、エネルギー安全保障、コロナ対策など話し合われましたが首脳宣言の採択でウクライナ侵攻に関する事で各国が一致しない中、G20で議長国のインドネシアと次議長国のインドがサポートして調整した結果両方の意見を調整する事で纏められました。
決まった首脳宣言は「ウクライナでの戦争について殆どの国が強く批判した」とする一方、ロシアへの経済制裁などをめぐって「異なる見解や評価があった」と経済制裁をしていない国やロシアの立場を配慮した内容になりました。
APECは、気候変動対策などで協力関係を結ぶ「バンコク目標」を採択したりFTAAP構想実現の為の合意などが決まり首脳宣言は全会一致する為に苦肉の策としてG20と同じ内容になりました。
しかし首脳宣言は決まった物の戦争を終わらせる具体的な対策を盛り込む事が出来るず、ロシアは宣言に意を介さず逆にミサイルを発射しポーランドに落ちるなどがおきました。
この一連の会合でウクライナ情勢に付いては話し合いましたが日米欧と中露が激しい勢力争いを展開しそれ以外にも其々で首脳会談をして味方につけようとしたり、牽制しようとしていますが戦争は回避しようとしています。
米中首脳会談では、互いに何を重要視しているかを確認する場とし双方で外交や気候変動など幅広い分野で対話や協力をすると合意するとしました。
他にも日本は約3年ぶりの日中、日韓首脳会談をして互いに北朝鮮の弾道ミサイルの発射に対して安全保障分野の意思疎通の強化、ロシアの核使用を許さない、徴用工問題早期解決に向けた協議、関係構築・修復の為に首脳レベル含めたあらゆるレベルで意思疎通を行うなど話し合われました。
しかし会合では貿易圏の主導権を握る為にAPECの来年の議長国である米国は、新経済圏構想「IPEF」などを主導し民主主義の価値観に基づく新たな国際経済秩序の形成を目指し、対して中国は「RCEP」に参加し「TPP」にも参加を申請して影響力を強めようとしています。
日本もロシアだけでなく東・南シナ海での活動をする中国を名指しで批判して「国際社会に前向きなメッセージを出せた」とし、会見では来年広島で開催されるG7サミットの議長国に加えて国連安全保障理事会の非常任理事国を務め、岸田首相は「私が先頭に立って、国際社会の諸課題に対応する」と語りました。
この様に会談をして戦争が起きない様にぎりぎりの所で纏まっていますが其々の主張や主導権を握ろうとしたりしているので世界がいつ分断してもおかしくないので、首脳会談や閣僚会議などで日本や他の国がどんな感じか見ていかないと危ないと思いました。
担当者 両津