花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

ASEANプラス3!!

 こんにちは!両津です!

 

 今回は、インドネシアの首都ジャカルタで開かれているASEANプラス3(日中韓)首脳会議についてです。

 

 6日に行われた首脳会議では、日本の岸田総理大臣や、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領、中国の李強首相らが出席して話し合いが行われました。

 

 話し合われた内容としては、南シナ海ミャンマー問題を焦点に協議されましたが処理水や北朝鮮についても話し合いが行われました。

 

 日本は、岸田総理が処理水の安全性の説明と中国の水産物の禁輸撤廃を求めるなどしましたが李強首相は以前と「核汚染水」と呼び地球規模で海洋の生態系に懸念が生じたとし一貫として処理水放出に反対しました。

 

 他にはASEANと日本が今年、友好協力50周年の節目を迎えた事を踏まえて双方の関係を「包括的戦略パートナーシップ」に引き上げる共同声明を発表して、首相は中国とロシアを念頭に「世界のどこでも力による一方的な現状変更の試みを許してはならない」と述べ、「法の支配に基づく国際秩序」の重要性を訴えました。

 

 韓国は、尹錫悦大統領が日中韓3か国についての呼び方を、改善が進む日韓関係に配慮し、中国より日本を先にした「韓日中」に変えて発言したり、北朝鮮のロシアとの武器供与を巡る首脳会談や核・ミサイルの脅威が増しているとし北朝鮮の完全な非核化に向けASEANに協力を呼び掛けました。

 

 中国は、李強首相が領有権争いが続く南シナ海問題に対して紛争防止の為のルール「行動規範」を早期に策定する必要があるとし、議論を加速させる事を確認したりASEANとの関係は「強固」だと発言しました。

 

 しかし中国が南シナ海のほぼ全域に権益が及ぶとする新たな地図を公表した事に、一部の加盟国が反発や不信感を強めていて、ASEANの多くの加盟国が首脳会議で中国側に「信頼が必要だ」として国際法の順守を呼びかけています。

 

 ミャンマー問題は、ASEAN議長国を前年の議長と翌年の議長が補佐して、計3カ国で対応することで合意し、国軍支配が長期化する中、ASEANとして継続的に関与する態勢を作る狙いがあります。

 

 また議長国は、ASEAN加盟国から持ち回りで選出していて2026年にミャンマーが担う予定でしたが、ミャンマー側が辞退の申しでをしたので27年のフィリピンが前倒して務める事が決まりました。

 

 今回、問題解決に向けて話し合われていますが、中国は対話すると言いながら強引に南シナ海の実効支配を進めようとしたり、ミャンマー問題も以前として解決の糸口が見つからないなど結局、互いの主張を言っただけと感じました。

 

 担当者 両津