こんにちは!両津です!
今回は、中南米の左翼化についてです。
中南米は現在、主要な国々が左派政権になっています。
中南米は地政学的に「米国の裏庭」と呼ばれ、各国は伝統的に親米保守政権によって治められていましたが、一向に改善しない汚職構造や社会格差に怒りを募らせた貧困層や中間層が、次第に「弱者の味方」を任じる左派に共鳴しました。
そして2000年代、資源ナショナリズムの高まりと共に「ピンク・タイド」(ピンクの潮、共産主義化=赤化までいかない左傾化)が急速に広がりその後右派の揺り戻しがあったものの、2019年から左派政権が増えました。
もう一度起きた原因としては新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的打撃と、ロシアのウクライナ侵攻が引き起こした猛烈なインフレに怒った有権者が主流派政党に見切りをつけ、財政出動の公約に引き寄せられています。
他には南米経済の最大のパートナーが米国から中国に移っており、投資や輸入など米国を上回る貿易相手になっていたり、キューバーに軍隊・諜報機関を駐留される為の軍事訓練基地を建設の交渉をしているなど中国の影響力がアメリカを上回ってしまいました。
欧米諸国が中国に対抗する為に色々とこうじていますが、格差の対策・中国の多額の支援など結び付きが強いので難しく今後も中南米が左派化して米国離れの加速化が進むかもしれないかもしれません。
それによって経済が回復していきよくなるのはいいと思う一方で、世界での中国の影響力が増して行き米国を上回ってしまうかもしれないという不安があるので今後、中南米がどう動くのか見て行こうと思います。
担当者 両津