こんにちは!両津です!
今回は、次世代基幹ネットワーク構想「IOWN」についてです。
「IOWN」は2019年にNTTが打ち出しもので、光技術を使用して性能強化のAPN、現実世界をサイバー空間に再現・試行する「デジタルツインコンピューティング」、様々なICTリソースを柔軟に制御し、調和させる「コグニティブファウンデーション」の3つの要素から構成されています。
その中でもIOWN構想の基礎で、最も注目されているのがAPNで携帯電話の次世代企画「6G」の技術の基盤にもなると期待されています。
APNの内容としては、従来のネットワークは光ファイバーを用いていても間にある機器が光より遅い為、消費電力が大きく通信速度を落としていたのでAPNではそういう機器内の大半を電気から光に変えて性能を高めようというもので「光電融合」と言います。
商用サービスを開始している1.0では既に成果が出ていて低遅延が実現出来ていますが、高速大容量・低消費電力に関する指標達成が出来ていなくネットワーク・デバイスだけでなく半導体にも導入して達成しようとしていますが導入にはまだまだ時間が掛かってしまいます。
なので段階的にバージョンを導入していく予定で2030年には目標達成をしたいとしていて、もし実現されればスマホの充電が1年に1回なると言われています。
他にもNTTは「IOWN Global Forum」を設立して、2023年2月時点でアジア・米国・欧州を含む117組織・団体が参画してもらい国内に留まらず、グローバルにIOWM構想を展開しようとしています。
これが実現すれば、遠隔医療・金融取引・自動運転など遅延が許されない分野などで利活用されて更なる発展に繋がると思いますがサイバー攻撃などにも利用されるのでメリット・デメリットを考えると表裏一体で必ずしも良い事だけでないんだなと思いました。
担当者 両津