花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

こんばんは。

明日からいよいよ師走ですね。寒さも厳しくなる予報です。

大阪万博開幕まであと500日という節目でもあるそうです。

万博は、パビリオンの建設の遅れや参加を辞退する国が出てきているなど、開幕前からいろいろな話題が出てきています。無事、開催されるといいのですが…

 

さて、この1週間の市場です。

まず、円相場ですが、先月末から今月半ば過ぎにかけて、1ドル150円前後を推移していましたが、先週、一時147円台まで上がりました。その後少し円安が進んだものの、今日17時の相場は147円を切る手前まで上がりました。今日の最安値は146円後半でした。

株価にも影響していますが、アメリカの経済活動が減速した、というFRBの見立てを受けて長期金利が下がったことで、これまでと逆に日米の金利差が縮小すると予想されたことが円高に進んだ要因のようです。

株式市場は、円相場が円高方向に振れたこととアメリカの金利が下がったことを受け、輸出企業の株が売られたり、経費が減ると見込まれる半導体関連株が買われたりと、一日の中でも小幅ながら上がり下がりしています。その中でも、日本の企業の中間決算がおおむね堅調だったことから、値上がり傾向が続きそうだ、と指摘する関係者もいるようで、今後の値動きに引き続き注目していきたいところです。

 

今日のトピックは、COP28にしてみようと思います。

日本時間の今夜からUAEアラブ首長国連邦)のドバイで来月12日まで約2週間開催される予定です。

今回の会議では、パリ協定の取り組みの進捗を評価する「グローバル・ストックテイク」が初めて行われることが大きな議題の一つです。産業革命前からの平均気温上昇を1.5度未満に抑えることを目指す高い目標に向け、各国が取り組んでいますが、各国の目標が不十分、という指摘もあり、温室効果ガス削減が目標通りに進んでいない国もある中で、どのような評価が出てくるのか、不安が大きいところです。

ちなみに、日本は、環境省の話では、2021年度は2013年度に比べて2割弱減っており、目標に沿っている、とのことです。が、よくよく見てみると、2020年度からは微増していて(8年ぶりの増加)、コロナ禍での自粛が緩和され始めたことが影響しているそうです。2022年度の数値はまだ出ていませんが、経済活動がより回復していることから、微増が続きそうな予想も出ています。

世界的にはパリ協定以降も増加傾向が続いていますが、日本同様、2050年~2060年ごろまでに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げている国が多いです。直近の2022年度も過去最高の排出量を記録しているのに、あと30~40年で本当に達成できるのでしょうか?

COP28が産油国UAEで開催されるということもポイントでしょう。議長を務める予定のジャベル産業・先端技術大臣は、UAEの国営石油企業のCEOも務めているそうで、その企業は石油の新規開発を続けており、温室効果ガス排出削減と逆の動きをしているそうです。そんな人がCOPの議長を務める…果たして、削減の取り組みは前進するのでしょうか?

次回、次々回としばらく、COP28を追ってみようと思います。

 

今年は去年より暖房の温度を2度下げている(今のところ)、チャリ通の爺でした。