こんばんば。遅くなりましたが、記事を更新します。
まずは、石川県を含む北陸などで被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。私たちが今すぐ何かできるわけではないかもしれませんが、皆様のことを心に想いながら、日々しっかり過ごさなければ、と思います。
今回の地震の震源地である能登半島は、私の家から直線距離で300Kmも離れていますが、最大震度7の時はしっかり揺れました。被害が出るような揺れではなかったですが、やはり他人事ではないと感じました。
近年話題にのぼることも多い南海トラフ地震についても、海のない滋賀県でも大きな被害が予想されています。
また、それ以外にも、滋賀県周辺にはいくつも断層があります。よく知られているものとして、
●琵琶湖西岸断層帯
●三方・花折断層帯
が挙げられます。それ以外にも、
●木津川断層帯
など、滋賀県に大きな被害を及ぼすと想定されている断層は身近にいくつもあります。
また、近年の温暖化で、台風も大型化・強力化し、ゲリラ豪雨も頻発しています。もはや、いつどこで自然災害に出くわすかもしれないと思ったほうがいいかもしれません。
今日は、そんな自然災害の中でも地震について考えてみようと思います。
巷では、南海トラフ地震は今後40年以内に90%以上の確率で発生、とか、琵琶湖西岸断層帯地震は今後30年以内に1~3%とか、いろいろ言われていますが、そのような細かいことにとらわれるのではなく…
大地震は「私たちが生きている間にいつか起こるもの」
として、対策を考えることが大切と思います。そのために、地震で起こりうることを思いつく範囲で挙げてみます。
まずは断水、停電、ガスの停止です。水がなければ人は数日しかもちません。また、衛生面にも影響します(トイレ、風呂など)。停電は、冷暖房や通信、食事などに影響します。ガスも食事や衛生面、暖房などに影響します。
そして、倒壊や崩落(家だけではなく、道路、鉄道、橋、トンネル、がけ、山など)も起こります。
まず、倒壊そのものに巻き込まれると、それこそ命を落としかねません。
家がつぶれるだけでなく、がけ崩れに巻き込まれるかもしれません。
さらに、交通網の寸断も想定されます。能登半島地震でも、孤立する地域が多発しています。
交通網の寸断は物資不足を招きます。食糧、燃料など、ないと困るものはたくさんあります。他にも、薬とか、なくなると困りますね。
さらに、孤立して陸の孤島と化すと、けがや病気でも病院にも行けません…。
停電するとスマホ、ネット、電話などでの通信もできなくなります。情報化社会の弱点です。
命が助かったとしても、家がつぶれてしまえば避難が必要です。避難所を知っていても、そこに行けるでしょうか?行けたとして、いつもと違う環境で見ず知らずの多くの人とともに何日も過ごすことになります。プライバシーの確保も難しいかもしれません。
そして、忘れてはならないのは、余震です。地震は何度でも起こります。今回も、既に発災から8日以上経った昨日にも5弱の余震があり、今日の0時から夜10時まででも30回近く生じています。ということは、いつ停電や断水、倒壊が起こるか分からないということです。せっかく本震を生き延びても、いつ命を落とすか…。
まだまだいろいろなリスクが想定されると思います。すべてに対策を取ることは難しいと思いますが、少なくとも、命を守るための対策は取らなければいけないと思います。
この機会に、対策を考えてみましょう。
今年はこれまで見た中で最高と言える初日の出を見られたけど、年初の地震・事故を受けて身が引き締まる思いをした、チャリ通の爺でした。