こんにちはTです
今回はスペイン領のカナリア諸島のネテリフェ島という場所で、受け入れ可能な限界を超えて観光客が押し寄せるオーバーツーリズムに対して、抗議活動が行われた話題について書きます
カナリア諸島は北西アフリカ沖にある群島であり、諸島の域内総生産(GDP)の35%を観光業で稼いでいます
しかし2023年には人口220万人のカナリア諸島に約1400万人もの観光客が訪れる事態になっており、その観光客が泊まれるように民泊用住宅やホテルの建設ラッシュが起こってしまい、その結果として地元住民の住宅費を押し上げてしまっています
このことから抗議活動を行った団体などは一時的に観光客の受け入れを制限して、外国人による不動産の購入を抑制すべきだと主張しています
日本でこのような問題が発生しているのは京都市がその状況に近く2022年の観光客数は約5352万人で、同年で約144万人であった人口に対してあまりにも多くの観光客が押し寄せています
また京都市などの人気の観光地の特徴として、年間の内に人気のあるシーズン(京都市では秋など)に観光客が集中して来るため、そのピークの時期でも観光客が宿泊できるようにホテルなどを次々と建設するため、ピーク時以外はホテルなどが余ってしまう状況が発生してしまいます
日本政府は長年続いてきたこの問題に対して、過去には日本全体をいくつかのブロックの地域に分けて連休がある時期を分けるということを検討していました
しかし企業の連休時期が合わないのは業務に支障が出ると言った意見や、上京している人などが実家の両親と連休を合わせて会えないといった反対意見が多くて、結局は実際には行われていません
自分としては地域ごとに連休を分散するのはいいアイデアだと思うのと、どんなことでも今まで経験がなく新しく始めることには反対意見が多く集まるものだと思うので、お試しでやってみてもいいのではないかと思います