こんにちはTです
今回は南米ベネズエラの選挙結果についての続報などについて書きます
ベネズエラで行われた大統領選挙では現職のマドゥーロ大統領が51.2%もの得票率を獲得して勝利したと発表されましたが、すでに懸念されていた事態が発生しています
まず野党側が行った独自調査では対立候補のゴンザレス氏が70%もの得票を獲得しており、マドゥーロ大統領は30%しか投票されなかったと主張しています
そのため野党側は猛抗議しておりベネズエラ全土で抗議デモが発生しているのですが、ベネズエラの国会に当たる国民議会の議長が野党指導者の逮捕を求めており、野党指導者達や抗議デモ参加者のことをファシストであり、背後には米帝が関与しているという声明を発表しています
おそらく野党側の陣営にはある程度アメリカ政府も支援などをしているとは思いますが、それとマドゥーロ大統領が実際に得た得票数がかけ離れている疑惑については関係がない事だと思います
今もベネズエラ全土で多くの抗議デモの参加者が拘束されているのですが、事前に不正を行わないように警告していたアメリカのみならず、アルゼンチンやコスタリカ、パナマなど南米の周辺諸国も選挙結果に懸念を示しています
また同じ左派政権でありマドゥーロ政権と距離が近いブラジル政府すら、今回の選挙結果には投票所ごとの詳細なデーターが出るのを待つと述べ慎重に対応しており、マドゥーロ大統領の勝利を歓迎するムードではありません
おそらく今後は中国やロシアなどがマドゥーロ大統領の支援に乗り出すと思いますが、流石に今回の選挙結果を反米というイデオロギーだけで支援するのは割に合わない気もします
南米ではこのような事態が発生していますが、中東でもイスラム組織ハマスのトップであるハニヤ氏がイスラエルの諜報機関に暗殺されました
現在イスラエルとハマスは戦闘休止と人質解放に向けて交渉を行っていますが、この暗殺の影響がどう出るかは周辺諸国の動きと合わせてまだ未知数だと思います
自分はTwitterをやっているのですが今回暗殺されたハマスの指導者達が、ガザへの報復にも繋がったハマスによる一斉攻撃を邸宅で見る映像をTwitterで見たことがあります
その映像を見て思ったのはガザ地区で活動するハマスの指導者が他の中東諸国に邸宅を構えて、ハマスに所属する若者が貧弱な装備で生きて帰れないのにイスラエルにテロ攻撃を行う映像を、安全な邸宅のテレビで年配の良い身なりの指導者達が、喜んで見ている映像はなかなかグロテスクに感じました