こんにちは!両津です!
今回は、中国がTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を正式に申請した事についてです。
中国の王文涛商務相がTPP加入を正式に申請する書面を、協定の取りまとめ役のニュージーランドの担当相に提出したと発表しました。
去年11月に東アジアを中心に15カ国が参加するRCEP=地域的な包括的経済連携に合意し、TPPも習近平国家主席が積極的に検討すると述べて意欲を示していました。
対立するアメリカがトランプ政権時代にTPPを離脱しているので、加入を目指す事でアジア太平洋地域での影響力を高める狙いがある様です。
現在TPPは、日本を11カ国が参加しており今年2月にイギリスが加入申請をしています。
ただ、中国はTPPに参加するオーストラリアとの貿易摩擦を抱えているので全ての参加国の同意を得られるか不透明です。
また貿易・投資のルールについて、国有企業に対する行き過ぎた優遇措置の是正、知的財産の保護など高い自由化を求める規定があるので中国との加入に向けた交渉では曲折も予想されています。
TPP加入を正式に申請したと発表した事に対して、アメリカは「参加国が判断する事だ。アメリカはこの地域の国々との経済的な連携や関係を続けて行く」と述べていてアメリカの立場に影響は与えないとしています。
日本は、TPPを担当する西村経済再生担当大臣が「中国がTPPの高いレベルのルールや市場アクセスを満たす決意があるか見極める必要がある」とし、別の政府関係者は「中国は国有企業の優遇措置をとったり、国境を越えたデータの自由な移転が確保されておらずハードルが高い」と話しています。
現在色々と情勢が危なくなって来ているので中国関連の物など、どうなって行くか見ていく必要があると思いました。
担当者 両津