こんにちはTです
今回はアメリカが衛星破壊実験を世界で初めて禁止することにしたニュースについて書きます
アメリカのハリス副大統領は18日、衛星破壊兵器の発射実験を今後は実施しないことを確約すると発表したそうです
その発表では中国やロシアが行った実験により衛星の残骸が宇宙ゴミとなり、宇宙飛行士や宇宙開発への危険性が増大したと批判しており、今後は衛星破壊兵器の発射実験を禁止して、これに各国も追随するようにして宇宙利用の新たな規範としていこうとしているようです
調べたところ宇宙ゴミは割と深刻な問題のようで、2019年の段階で地球を回る低軌道上では約10cm以上、静止軌道上では約1m以上の物体が合わせて19538個もあるそうで、また1cm以上は50-70万個、1mm以上は1億個以上もあるそうです
地球の軌道上にある物体はすごい速度で周回しているので、仮に物体同士が衝突するとたとえ1mmの物体でも当たり所が悪かった場合、人工衛星や宇宙ステーションの故障や重大なアクシデントにつながるようです
さらに恐ろしいのは一つの人工衛星に宇宙ゴミが衝突して人工衛星が壊れたとしたら、人工衛星が制御不能になるだけではなく新たな宇宙ゴミを発生させてしまい、その宇宙ゴミがまた新たな被害を生み出すという悪循環に陥る可能性が高いようです
なので本来は宇宙ゴミを出してしまう衛星破壊兵器の実験は国際的に禁止しなければ人類の未来に大きな負の遺産を残してしまうのですが、地球温暖化対策や新型コロナウイルスに対する対応、ウクライナの問題を見ても人類が共通の問題に対して共に取り組むことは難しいのではないかと思います