花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

G7広島サミットに向け、何をするのか…

 新しい年が始まって早くも10日が過ぎました。みなさん、自身の目標に向かって進んでいますか?

 私は、昨年ようやく、自分の特性が一部、見えてきたので、今年は、自分の特性を常に意識して動けるようにしなければと思っています。とはいえ、一朝一夕にはいかないと思います。もがいてもがいて、全力で努力していきたいと思います。

 

 さて、話は変わりますが、タイトルにもある通り、今年予定されている出来事の中でも注目度が高いG7広島サミットが5月に開催されます。それに向け、年初から岸田総理が欧米を訪問しています。まずはフランス、続いてイタリアと訪問し、今日はイギリスを訪れています。さらにカナダ、最後にアメリカを訪問する予定となっています。

 

 目的は、サミットに向けて課題の確認、共有、といったところのようです。欧米の最大の問題であるロシアのウクライナ侵攻に代表される国際情勢について、また各国と日本との二国間関係について議論をするとともに、サミット成功に向けた連携を強化し、インド太平洋地域の安全保障の協力を強めることを目指しているそうです(外務省のホームページから抜粋)。

 

 報道では、岸田総理が広島出身であることから、地元でのサミットを是が非でも成功させたい、その結果として支持率回復の起爆剤にしたい思いがあるのでは、といわれています。

 また、中国(習近平政権)の覇権主義的外交の影響で日本の安全保障が脅かされている中、欧米(EUも含めて)との連携をより強めることで、欧米各国のインド太平洋地域への関与を強めたい(その結果として中国をけん制し、日本の安全を守りたい)狙いもあるのではという報道もあります。

 ロシアといい中国といい、覇権主義的な国の勢いがこれまでの世界の秩序を壊そうとしていて、さらにアメリカも自国内を二分する対立(民主党共和党)に振り回されている中で、ともすれば自国(自地域)第一主義になりがちな世の中ですが、例えば中国がインド太平洋地域でさらに勢力を強めると、資源の独占や貿易の制限などで欧米各国に強い影響を与えることが予想されたり、昨年からのロシアのウクライナ侵攻による影響は、物価上昇という形で日本に強い影響が出るなど、世界の情勢が自国に大きく影響を及ぼす世の中であり、自国のことだけ考えていればいい世の中ではありません。

 

 そこで、再び世界が団結して人類共通の課題(温暖化を筆頭に核兵器廃絶など)に取り組む必要があることを改めへ参加国と共有し、世界に示したい、広島サミットをその足掛かりとしたい、という思いが岸田総理(日本政府)にはあるのではないかと私は考えています。

 

 冷戦下の米ソ対立ならぬ、欧米vs中ロという対立が際立とうとしていますが、対立を強めても何のメリットもないはずなのは政府もわかっていると思います。ただ、一筋縄では解決しないことも承知しているはずです。そのため、まずは欧米が一致団結してロシアを諫め、ウクライナ侵攻をやめさせる、その後、ロシア(と中国)を含めて世界経済を立て直し、地球温暖化核兵器廃絶に取り組むことで、人類の恒久の平和を守っていきたい、そんな思いを持って岸田総理は欧米を歴訪している、と思いたいです。

 

 老い先長くない中、平和がいつまで続くか心配なチャリ通の爺でした。