こんにちは。
今日も国会について述べようと思います。
ここ数日の与野党の焦点は、岸田総理の秘書官が同性婚をめぐる差別的な発言をしたことにあてられていて、防衛費と賃上げについての議論はあまり進んでいない印象です。ただ、そんな中でも先週金曜(3日)に、一つの法案が閣議で決まりました。内容は、防衛費の財源確保のための「防衛力強化資金」の創設が盛り込まれているものです。
具体的には、防衛費増額のための財源を、1/4は増税で、残りの3/4は、歳出の改革、決算余剰金の活用、さらに税金以外の収入で確保するのですが、この中の税金以外の収入について、何年かにわたって使えるよう、一般会計の中に設ける「防衛力強化資金」で対応する、というものです。
この税金以外の収入として、国有資産の売却、特別会計からの繰入金などがあてられることになっていて、来年度の予算案では3兆3800億円強が繰り入れられることになっているそうです。
アメリカに目的不明の中国からの気球が飛んできているなど、日本と周辺を取り巻く安全保障環境が厳しくなっている中で、防衛費増額は必要だと思いますが、どこからお金を引っ張り出すのか、不透明なお金の動きが少しでも内容にしてほしいと思います。我々の血税を適切に無駄なく使ってほしいですし、税金以外に出せるお金が国にあるなら(今回挙げられていた、売れる国有資産や特別会計から繰り越せるお金など)しっかり使ってほしい、と思いました。