こんばんは。今日は、暑さが少しマシだったようですね。とはいえ、盛夏です。まだまだ暑い日が続くので、体調管理は怠らないようにしましょう。
そんな暑さの中、大谷翔平、2年連続二けた勝利二けたホームラン、だそうです。大リーグでも史上初、とのこと。もはや漫画の主人公レベルの活躍ですね(;^_^A
さて今日は、久しぶりに国際情勢を取り上げてみようと思います。
ロシアとウクライナの紛争(ロシアの侵略)に絡み、ポーランドとベラルーシとの間にきな臭い雰囲気が漂っています。
ポーランド政府が9日、ベラルーシとの国境付近に2000人の兵を派遣する、と明らかにしました。理由は、ワグネルをベラルーシが受け入れているから、とのこと。また、ベラルーシが中東などからの移民をポーランドに流しているようで、それも国内が不安定になると非難しており、その対策でもあるようです。
ポーランドは、今年10月に議会選挙があるので、安全保障を現政権が重視していることをアピールする狙いもある、という意見もあるようですが、そもそもベラルーシが、ウクライナ侵攻をしているロシアにかなり寄っていること、今週、ベラルーシ軍がポーランドやリトアニアに近い地域で軍事演習を始めたことなどから、現実的に緊張が高まっていることがうかがえます。
プーチン大統領は、先月、「ベラルーシへの侵略はロシアへの侵略とみなす」、と威嚇していましたが、9日、ロシアのショイグ国防相がロシア西部の国境の部隊を強化する方針を明らかにしていて、ポーランドをけん制しています。
ロシアはまた、今年4月にフィンランドが正式にNATO加盟国となったことで、NATOとの境界線が大幅に延び、フィンランドがアメリカなどから武器購入、軍備増強を進めていることに対してもけん制を強めています。
ポーランドとベラルーシとの緊張は、ロシアのウクライナ侵攻に起因するところが大きいですが、元々対NATOの方針を強く打ち出しているロシアにしてみれば、NATO加盟国が増える、同盟国との関係が悪化する、ということがすなわちロシア自身の脅威となるわけで、けん制するのは当然と言えるでしょう。
ただ、問題は、けん制だけで終わるのか、ということかと思います。小競り合いから武力衝突が起きてしまうのか、侵攻が起こってしまうのか、紛争となるのか…ここが大問題です。
日本では来週、太平洋戦争の終戦記念日を迎えます。はや78年が経とうとしていますが、その後も世界では各地で紛争や侵略、武力衝突が続いています。国際連合も常任理事国に振り回されて武力衝突や紛争、侵略を止められていません。
争いは人類の本質なのでしょうか?平和になれば、隣人とけんかする、という話もあるくらいで、自国内の問題から国民の目をそらそうと思えば、外に敵を作ればいい、つまり戦争、ということなのでしょうか…
NATOやワルシャワ条約機構(今はありませんが)、集団安全保障条約機構、上海協力機構など、同盟、つまり自国の仲間の国々にとっての共通の敵に対抗する組織、を作るということは、共通の敵に目を向けさせることで仲間の国々のきずなを強めるとともに、自国内の問題から目をそらす意図もあると考えられます。
争うことで平和を維持する…のか、平和を維持するには争いが必要なのか…
改めて、へいわのありがたさ、大切さ、意味を考えてみようと思います。
日本が戦争に巻き込まれる(引き起こす?)日が来ないことを切に願っている、チャリ通の爺でした。