花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

スイス、武器再輸出の議論!!

 こんにちは!両津です!!

 今回は、現在議論されているスイスの武器再輸出についてです。

 スイスは、フランス革命ナポレオン戦争後のヨーロッパの秩序を取り戻す目的で開かれた1815年のウィーン会議で中立の立場を承認されて以来、これを外交政策の基盤とし、紛争への参加や軍事協定の締結などを禁じています。
 NATO北大西洋条約機構にも加盟せず、冷戦時代に東西両陣営のどちらにもつかなかったことから、数多くの国際交渉の舞台となってきました。

 ですがウクライナ侵攻の長期化を受けてスイスでは、第三国を通してウクライナなどの紛争当事国にも一定の条件のもとで武器を再輸出できるよう、法律を修正する動きが出ています。

 長年「中立」を外交政策の基盤としてきたスイスは、紛争当事国への武器の輸出を禁止しているほか、「戦争物資法」によってスイスから輸出された武器がその国を通して紛争当事国に再輸出されることも認めていません。

しかし、ウクライナ侵攻の長期化を受けてドイツやデンマークなどからは、自国にあるスイス製の武器をウクライナに供与したいと要求する声が相次いでいます。

こうした動きも受けてスイスでは、複数の政党が武器の再輸出を可能にするため、法律の修正案を検討していて、今月11日、連邦議会の委員会が専門家を招いて公聴会を開きました。

 公聴会では、武器の再輸出を受ける国が国連憲章に基づく自衛権を行使していることや、武器が市民に対して使用されるおそれがないことなどを再輸出の条件とする、複数の修正案を巡って意見が交わされました。

 スイスでは、2月に行われた世論調査で再輸出に対する「賛成」が50%、「反対」が46%と、賛成がわずかに上回った一方で、武器の再輸出は、長年掲げてきた「永世中立国」の立場を根底から覆すものだとして反対する声も根強く、国を二分する議論となって今後も検討を重ね、議会で本格的に議論される見通しです。

 現在のウクライナ侵攻の長期化を考えたら再輸出は必要かもしれませんが、長年「中立」を基盤としているのでそう考えると自分は反対だと思いました。

 担当者 両津