こんにちは!両津です!
今回は、国際人権団体が発表した去年の死刑執行数についてです。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは16日、2022年の世界の死刑に関する年次報告書を公表し、中東などを中心に日本を含む20カ国で、少なくとも883件の死刑執行を確認、18年以降で最多を記録した。
16日に発表された報告書によりますと、去年1年間に世界では少なくとも883人に死刑が執行されたということです。
これは、死刑に関する情報を公開している国の統計や人権団体の情報などをまとめたものですが、過去5年間では最も多い人数となっています。
国別では、執行数の多い順に中東のイラン(少なくとも576件)、サウジアラビア(196件)、エジプト(24件)になっていて上位3か国だけで全体のおよそ9割を占めています。
このうちイランについては前の年と比べて83%増加していて、報告書では「当局は政治的抑圧の手段として死刑を利用し続けた。少数民族への差別や抑圧の一環で過度な死刑執行を続けた」と指摘し、懸念を示しています。
また、アメリカでの死刑執行は6つの州で18人、日本は1人でした。
このほか中国について、報告書は「執行件数を公表していないが年間数千人に死刑が執行されているとみられる」としていて、中国政府に情報を公開するよう改めて求めました。
一方、カザフスタンやパプアニューギニア、シエラレオネ、中央アフリカは2022年に死刑を全面的に廃止しています。
個人的には、冤罪や政治利用される可能性が高いので死刑を廃止してもいいんじゃないかとも思いますが必要かもしれないとも思うので難しい問題だと感じました。
担当者 両津