こんにちは、Danielです。
致死率が高く、「人食いバクテリア」とも呼ばれる「劇症型溶連菌」の感染者数が、過去最多を更新しました。感染者が、過去最多だった2023年をわずか5ヶ月で上回るペースで急増しています。今年に入り、6月2日までで977人。既に2023年の941人を上回っています。
〜溶連菌と劇症型溶連菌の違い〜
溶連菌・・・人の喉などに存在している菌で、体の中にあっても発症はしない。ほとんど無症状であるが、一定の量を超えると、喉の痛み、発熱、発疹といった症状が出る。
劇症型溶連菌・・・突然変異して毒性が強くなった溶連菌。人食いバクテリアとも呼ばれる。
劇症型溶連菌の初期症状は、発熱や、手足の腫れ・痛みですが、短時間で容態が急変して、敗血症性ショック、手足の壊死、多臓器不全を引き起こすことがあり、致死率は3割といわれています。特に中高年の感染が多くなっています。
感染経路としては、基本、傷口から侵入します。接触感染などでも侵入します。ただ、半数以上が感染経路不明です。基本的な予防法は、手洗い、アルコール消毒などです。
症例をみましたが、「大丈夫だろう」と放置して進行してしまうケースが多かったです。
もし、怪我などして、洗浄・消毒、ガーゼや絆創膏などの応急処置はもちろんですが、傷が急激に痛みだした、発熱したなどの症状が出たら、速やかに病院にいくようにすることが重要です。