花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

ASFの侵入を防ぐ為に水際対策を強化!!

 こんにちは!両津です!

 

 今回は、日本に致死率100%のアフリカ豚熱が侵入するリスクが高まっている事についてです。

 

 侵入リスクが高まっているのは「アフリカ豚熱(ASF)」と呼ばれる人には感染しない豚・イノシシなどの感染症で、1909年にケニアで発見されアフリカ・欧州で広がり、2018年にアジアで初となる感染が世界最大の豚の生産国である中国で確認され飼育頭数が一時約4割減り1000億ドル以上の損失を生じさせた事があり東アジアで侵入されてないのは日本と台湾だけになります。

 

 日本にもCSFと呼ばれる豚熱は存在しますが、それとは違いASFは一度感染すると致死率がほぼ100%と有効なワクチンが存在せずベトナムで開発されたワクチンはありますが接種後の豚の体内で毒性のある新たなウイルスの発生につながる懸念などが指摘されていて、多くの国で使用を推奨されていない状態です。

 

 他にCSFと同じく感染した生物の唾液や糞尿中にあるウイルスが接触することで感染したり、死骸で数カ月以上、冷凍の場合でも1000日以上も感染力を維持しており、他にダニによる媒介感染も確認されているので初動対応を間違えるとたちまち感染が拡大していきます。

 

 そんな危険なウイルスが日本に上陸する可能性が高まっているのは、韓国でASFの感染が拡大していて特に日本との国際フェリーなどが行き来しているプサン(釜山)での急拡大や旅行客の往来が活発になる旧正月の「春節」に合わせた連休で、日本と韓国、中国などとの間で旅行客の往来が活発になり持ち込まれる危険がある為です。

 

 その為、農林水産省は水際対策を強化する方針を示していて、

 

 ・空港や港で入国者の靴底の消毒を徹底、カーフェリーで入国する場合は、車や二輪車などの消毒も実施

 

 ・探知犬を140匹に増強

 

 ・海外からの旅行客や海外から帰国する日本人に肉類を持ち込まないように呼びかける

 

 などの対策を実施する他に都道府県には、畜産関係者などへの注意喚起に協力するよう呼びかけるなど、関係機関と連携して対処するとしています。

 

 今年4月から運転手の時間外労働に関する規制が強化される「2024年物流問題」での物流費の上昇や賃上げなどでさらに物価の上昇する中、もしASFが上陸してしまったらコロナの様に全国に広がって鳥インフルによる卵の値上げと同じになってしまうので水際対策をしっかりしつつ自分達も気を付けないと自分の首を絞める結果になると思いました。

 

 担当者 両津