こんにちは！両津です！
今回は、イギリスで偽情報を発端とした暴動が全国に拡大し逮捕者が出ている事についてです。
発端は、先月29日に中部サウスポートで子供3人が少年に刺されて死亡した事件の直後から、ネット上で「少年はボートでイギリスに来たイスラム教徒の移民だ」などと反移民感情をあおるような偽の情報が拡散されその翌日から「移民排斥」などを掲げた極右集団が抗議活動が行われそれが暴動に発展しました。
極右集団はこれまで難民申請している人が滞在するホテルの襲撃や図書館の放火、イスラム寺院、警察車両の破壊などを行っていてそれを止める為に警察が24時間体制で対応し約400人近い逮捕者が出ていますがこれからも増加していくと予想されています。
暴動を止める為に加害者の少年がイギリス生まれだなど出自に関する憶測を否定したり、スターマー首相が暴動に対して「暴力であり犯罪であって抗議活動ではない」と明言しイスラム教徒のコミュニティーの安全を守るために必要なあらゆる対策を講じたり「極右の暴徒」には「法律の全威力」をもって厳正に対応すると演説しました。
しかしネット上では、偽情報や憎しみを帯びた言葉などがたくさん投稿され続けていてそれを利用する極右集団が移民やイスラム教徒へのヘイトデモを煽り続けると思うので収まるのはまだまだかかると思います。
現代では偽情報が簡単に拡散されるのでメディアなど規制が必要ですが難しいですし、今はイギリスだけですが欧州は極右化が勢力を拡大しているので他の国でも起きる可能性があるので各国が今後どう対応していくか気になります。
担当者 両津
