こんにちは!両津です!
今回は、カナダで起きたシーク教徒殺害事件を巡ってトルドー首相がインド政府の関与の可能性を指摘して、両国関係が急速に悪化している事についてです。
問題となっているシーク教は15〜16世紀にヒンズー教の改革を唱えたグル・ナークという人物が始め、イギリスの植民地支配をきっかけとして米国、カナダ、東アフリカなどに教徒が移住した事により世界に約2600万人と世界で5番目に信者が多い宗教です。
その中でも過激派はインドと対立していて、理由としては1984年にシーク教徒の国をつくろうと黄金寺院を占拠して分離独立運動を行った際、インド軍から攻撃され教徒に多数の死傷者が出たので、それに反発した教徒が首相暗殺を行ったからです。
対立は今も続いていて、現モディ政権はヒンズー至上主義を掲げているので過激派との対立はより強くなっています。
本題となる関係悪化の原因である殺人事件はカナダで起きたインドがテロリストとして指定していた過激派指導者が殺害された事件でトルドー首相がインドが関与していると発言して、インドもそれに対して強く反発してカナダ人へのピザ発給を停止するなど対抗措置をとり最終的に互いに外交官を追放し合う事態に発展しています。
この事態に中国との競争をしているバイデン米政権も苦悩していて、対抗する為にインドを取り込もうとしているのに無駄になる可能性があるので慎重に対処しようとしています。
宗教を信じるのは人それぞれだと思いますが日本の旧統一協会やアレフ、世界ならイスラム過激派など様々な宗教の信者達がテロ事件などを起こしたりしていて、それにより事件があった国だけでなく国同士の争いに発展するなどしているのでどうバランスをとっていけば落ち着いていくかなと思いました。
担当者 両津