こんにちはTです
今回はイスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突が激しくなっている話題について書きます
今回衝突が起きたのはイスラエル軍が占領するヨルダン川西岸北部ナブルスという場所で、イスラエル軍が反イスラエルのパレスチナ人武装勢力を拘束しようと急襲を行ったようです
その急襲による衝突でパレスチナ人10人が死亡して100人以上が負傷したとパレスチナ政府は発表しており、昨年末にイスラエルでネタニヤフ政権が発足してからハマスなどとの衝突が激しくなっているようです
最近の衝突に対してハマスは「西岸でエスカレートする占領軍の犯罪を静観してきたが、我慢の限界だ」との声明を発表しており、今後さらなる衝突の拡大が懸念されています
パレスチナの問題は元々住んでいたパレスチナ人の土地をシオニズム運動によって占領してイスラエルを建国したというのがありますが、シオニズム運動自体も第二次世界大戦によって国を持たないユダヤ人が虐殺された経験からきているため、有名な言葉として世界から同情されて滅ぶよりかは世界を滅ぼしてでも生き残るという固い意志をユダヤ人のリーダーは持っていると聞いたことがあります
さらに言うとイスラエルを建国した土地も旧約聖書で神がユダヤ人に与えた土地であるという前提までさかのぼる話のため、国際社会はこの問題に対して有効な解決策などを提示できておらず、おそらく今後も衝突を繰り返しながら力の強いイスラエル側が占領地域を広げていくと思います
ですが、これはイスラエルと敵対していない日本を含む西側諸国にとっては悩ましい問題でもあると思っていて、ウクライナに侵攻したロシア軍が支配地域を増やそうと考えていることを非難する時に、イスラエルには強く言わないというある種のダブルスタンダードになってしまう側面もあると思います
今日はロシア軍によるウクライナ侵攻からちょうど1年になる節目の日ですが、いつの時代もきれいごとだけではなく相対的な国力の強さによる暴力はあることを意識していかなくてはいけないなと思いました